「.NET 開発基盤部会 Wiki」は、「Open棟梁Project」,「OSSコンソーシアム .NET開発基盤部会」によって運営されています。
目次 †
概要 †
- SaaS(Software as a Service)云々言ってたら、
僅か数年で、DX(Digital Transformation)とか言われ始めた。
- DXとはデジタル・トランスフォーメーションの略らしい。
- DXはデジタル技術によるビジネスのトランスフォーメーションの意味。
- DXはイノベーションのための手段と言われている。
- スウェーデンのウメオ大学教授のエリック・ストルターマンが提唱
- 「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」という概念
- おおむね
「企業がテクノロジー(IT)を利用して
事業の業績や対象範囲を根底から変化させる」
という意味合い。
- DXの価値創生には以下の(行動変容の)要素があるらしい。
- プロダクトとサービス
- ディストリビューション
- プロセス
詳細 †
イノベーション云々 †
- 物事の
- 新機軸
- 新結合
- 新しい切り口
- 新しい捉え方
- 新しい活用法
(を創造する行為)のこと。
- 新しい技術の発明を指すという意味に誤認されることが多い
- 技術とニーズから新たな価値を生み出して社会的に大きな変化を起こす事を指す。
イノベーションの民主化 †
価値創造の重心が
- モノからコトへと変化する中で、バリューチェーンも広がっており、
広がったバリューチェーン上にビッグデータをベースに
データのサプライ・チェーン、デマンド・チェーンを構築するイメージ。
イノベーションの分類や種類 †
- 分類
シュンペーターは5種類の分類があるとしている。
- プロダクション・イノベーション
まったく新しい財貨、あるいは新しい品質の財貨の生産
- プロセス・イノベーション
新しい生産方法の導入
- マーケット・イノベーション
新しい販路の開拓
- サプライチェーン・イノベーション
原料あるいは半製品の新しい供給源の獲得
- オーガニゼーション・イノベーション
新しい組織の実現
- 持続的・破壊的イノベーション
クレイトン・クリステンセンが提案した枠組み
- 持続的イノベーション (Sustaining innovation)
現在の顧客の既知のニーズに基づく製品またはサービスの改善。
- 破壊的イノベーション (Disruptive innovation)
新しい製品やサービスが新しい市場を生み出し、
最終的に確立された競合他社を置き換えるプロセス
- 4種類モデル
ヘンダーソンとクラークによって提案されているもの
- 革新的イノベーション (Radical innovation)
新しいドミナントデザイン(新しいアーキテクチャで体現された、一連の新しい中核的設計概念)の確立
- 漸進的イノベーション (Incremental innovation)
個々のコンポーネントの改良・拡張(アーキテクチャ、中核的設計概念は変更しない。
- アーキテクチャ・イノベーション (Architectural innovation)
アーキテクチャだけを変化させる
- モジュール・イノベーション (Modular Innovation)
中核的設計概念だけを変化させる
イノベーター、キャズム理論 †
- イノベーター(革新者)
- 市場全体の2.5%
- 製品をもっとも早い段階で購入する層
- アーリーアダプター(初期採用者)
- 市場全体の13.5%
- 流行に敏感で、自ら判断して製品を購入
- 「オピニオンリーダー」が誕生する層
- アーリーマジョリティ(前期追随者)
- 市場全体の34%
- 新たしいものを購入するのに慎重な層
- アーリーアダプターの影響を強く受ける傾向
- レイトマジョリティ(後期追随者)
- 市場全体の34%
- 新たしいものに対して懐疑的な層
- 新市場の半分以上が導入してから、自らも購入
- ラガード(遅滞者)
- 市場全体の16%
- もっとも保守的な層
- 製品が伝統化するまで導入しない。
- キャズム理論
- 「アーリーアダプター」から「アーリーマジョリティ」へ製品が行き渡る際に存在する障害
- ニーズが異なる
- 新しさ:イノベーターとアーリーアダプターの層を「初期市場」、
- 実用性や安心感:アーリーマジョリティ以降の層を「メインストリーム市場」
SaaS(サービス)は、
アウトプットを除いたアウトカム
のみを提供可能(アウトプットではなくアウトカムに対する対価)
アンバンドル化 †
サービスを細分化するアンバンドル化
- XaaS(X as a Service)
- 新規事業化と寡占化
- ミニアプリ → スーパーアプリ化
価格モデル †
- ユーザに対してメリットが大きい価格モデル
- 初期費用がかからない。
- 気に入らなければ、乗り換えが容易
- 気に入って使い続ければ、最新リリースの機能を利用可
- 後払い(課金)。ただし、価格だけは割高。
- サブスクリプション・モデル化(対価)
商品・サービスを一定期間提供し、月単位や年単位などの利用料を回収
※ そう言えば、ラーメン、焼き肉などの、
外食サブスクなんてチャレンジもありましたね。
- コンサンプション・モデル化(対価)
お試しや、スポット利用で費用を抑えられる従量課金。
リテンション †
継続利用を促すためのリテンション。
DX云々 †
SaaSの延長上で、
"技術"の急激な進歩 †
以下の技術の重要性が更に増す。
"開発プロセス"の慣例の変化 †
以下の新しい開発プロセスが慣例化して行く。
サプライサイド都合からの脱却 †
物売りの目的化から脱却する。
カスタマー・サクセス †
LAERモデル
- Land
- ランディング・ページ的な。
- 要するに「導入して貰う」の意味。
- Expand
- 拡大してもらう。
- 新規ユーザの獲得
- 新規機能の利用
協創(SoRとSoE) †
- ビジネスがどのように変わるか(一例)
- 「SoEで収集したデータを SoR / SoI で活用する。」など。
- OTアセットとITアセットを繋ぐためパートナーとエコシステムの構築。
- リアルOT と デジタルIT の コミュニケーション・ギャップを埋める。
- DXのトランスフォーメーションは ≒ ビジネス上の行動変容と言えそう。
- 自社ビジネスに合わせたITを導入する。ではなく、
- ITを活用した価値創生のためビジネスを変容させる。
※ SoRとSoEについては、コチラが参考になる。
※ SoI(意思決定):データ → 情報 → 意思決定と言う事らしい。
課金体系の検討 †
- 色々あるケド、
- コストベースではなく、バリューベース。
- ベースラインと、ボーナス&ペナルティ。
- リソースの特徴によって契約を考え変える。
エンジニアリング †
参考 †
OSSコンソーシアム †
Wiki †
Blog †
- Elastic Stackをスタック&コラボの事例として研究する
- .NET for Apache Sparkで見えた、配管工おじさん入門への道