「[[.NET 開発基盤部会 Wiki>http://dotnetdevelopmentinfrastructure.osscons.jp]]」は、「[[Open棟梁Project>https://github.com/OpenTouryoProject/]]」,「[[OSSコンソーシアム .NET開発基盤部会>https://www.osscons.jp/dotNetDevelopmentInfrastructure/]]」によって運営されています。 -[[戻る>見積]] *目次 [#lcbb6aa8] #contents *概要 [#ja91755d] -「[[SI事業で最も重要視されているのは見積>PMP:PDU - PMセミナー#j3f7dada]]」である。 -この、「SI事業と見積の関連」をサービス事業と比較によって説明する。 *詳細 [#qc07e3c0] **特徴 [#n76e18dd] ***SI事業は原価ベース [#k309c869] SI事業では、原価が[[見積]]と乖離すると~ (上振れ / 下振れ 共に)怒られる。 ***サービス事業は企画・損切 [#oecd4449] サービス事業は、例えば、ヒットして急激に売れたとすると、~ 原価と利益が乖離するが、こういうのは多分、怒られない。~ (しかし、当然、下振れのリスクが怖い事業ではある)。 **違い [#edbe30b1] は、リスクの捉え方。 -上振れ / 下振れは、共に、リスク(脅威 / 好機) -この、リスクに対する考え方が違うため、反応が異なる。 ***SI事業から見ると、 [#vcd042f4] 顧客から見て、リスク(脅威 / 好機)は、どちらもマイナスに映る。 -脅威:~ そんなお金払えません。 -好機: --(ふっかけましたね。) --以後、正しく見積もって下さい。 ***サービス事業から見ると、 [#i30c5a7f] -企画 / 損切のルーティンの中で一山当てる的スキーム。 -ココから見ると、リスクは確立程度の問題でしかない。 **問題点 [#tac0530a] -「[[SI事業で最も重要視されているのは見積>#ja91755d]]」ではあるが、同時に問題点でもある。 -&color(red){内製化にシフトしていくと、重厚なSIerのフェーズ・ゲート。システムも無用の長物と化す。}; -&color(red){内製化にシフトしていくと、重厚なSIerのフェーズ・ゲート機構も無用の長物と化す。}; ***キャパシティを上げるメリットがない。 [#h6b35a25] -あるあるだが、 --生産性を上げると、 --見積金額が下がり、 --受注額が減額になる。 -生産性向上の自助努力が、 --業績アップに繋がらない。 --結果、モチベーション・アップに繋がらない。 ***プロダクトのキャパシティが上がらない。 [#l72d7499] [[上記の結果>#h6b35a25]]、 -プロダクトのキャパシティが上がらなくなる。 -SI事業と垂直統合で売っているプロダクトは、~ SI事業スキームに準拠した事業形態となるので、~ 前述のようにキャパシティが上がっていかない。