「[[.NET 開発基盤部会 Wiki>http://dotnetdevelopmentinfrastructure.osscons.jp]]」は、「[[Open棟梁Project>https://github.com/OpenTouryoProject/]]」,「[[OSSコンソーシアム .NET開発基盤部会>https://www.osscons.jp/dotNetDevelopmentInfrastructure/]]」によって運営されています。 -[[戻る>PMP:共通#xf7a54c4]] *目次 [#yc781dda] #contents *概要 [#kbcc2540] コミュニケーション・マネジメントでは、~ 意図した理解になるようにではなく、~ 適切に情報が流れることを重視する。 *詳細 [#vfd10671] **コミュニケーション・マネジメントの基礎 [#wb3117b6] ***単なる情報交換を超える人間関係スキル [#paa651cb] ***プロジェクト情報の収集 / 体系化 / 保管 [#k876d630] -計画 -リスク管理 -議事録 -, etc. ***プロジェクト情報の適切なタイミングでの配信 [#a709a8d6] -経営陣 -チーム・メンバ -ステークホルダー ***情報伝達のメカニズム [#yab577ea] |#|伝達手段|特徴|h |1|書面|物理、電子| |2|口頭|対面、リモート| |3|正式、略式|正式書類やソーシャル・メディア| |4|身振り|口調、表情| |5|メディア|写真、行動| |6|言葉の選択|アイデアの1つ以上の表現方法に、微妙な違い| ***コミュニケーション活動の側面 [#u4a670a8] |#|側面|特徴|h |1|内部|内部のステークホルダーに焦点| |2|外部|外部のステークホルダーに焦点| |3|正式|正式な報告書、会議(定例・臨時、議題・議事録)&br;ステークホルダー向けの説明・プレゼンテーション| |4|略式|電子メール、SNS、Webサイト、&br;臨時で簡略な議論(コミュニケーション活動)| |5|階層への焦点|・上向:上級管理職、ステークホルダー&br;・水平:チームの同僚&br;・下向:PMからチームメンバ| |6|公式|年次報告書、規制当局や政府機関への報告書| |7|非公式|プロジェクトのプロファイル・理解のための柔軟なコミュニケーション| |8|書面と口頭|言語(口頭の抑揚)非言語(ボディランゲージと所作)&br;ソーシャルメディアとWebサイト、メディア・リリース| ***5C (5つの注意点) [#k7a6e31d] |#|C|説明|h |1|Correct|正しい文法と正しい記述| |2|Concise|簡潔な表現と過剰な言葉の排除| |3|Clear|明確な目的と読み手のニーズに適合した表現| |4|Coherent|アイデアを解りやすく論理的な流れ(マーカーで要約)| |5|Controlling|言葉とアイデアの流れのコントロール(グラフィック、要約)| ***支援スキル [#eae82c76] |#|スキル|説明|h |1|積極的傾聴|話し手に関わり続け、効果的に情報交換| |2|文化的・個人的違いの認識|誤解を減らし、コミュニケーション能力を高める| |3|ステークホルダーの特定・設定・マネジメント|ステークホルダー・コミュニティ間のコンフリクトを軽減| |4|スキル向上|・動機付け&br;・パフォーマンス改善&br;・時間短縮&br;・コンフリクト解消| **傾向と新たな実務慣行 [#q6c899d4] ***ステークホルダーの会議への参加 [#y1eedefb] -プロジェクト外部、組織外部のステークホルダーの参加 -スタンドアップ・ミーティングなどのアジャイル手法の実務慣行の適用 ***ソーシャル・コンピューティングの利用増加 [#o425e2e1] -インフラストラクチャ、ソーシャル・メディア、パーソナル・デバイス -コミュニケーション、ビジネスを一変させた --協業のための様々な手法を含む。 --興味の探求のため、他者との関係のネットワークを構築する方法 --情報交換だけでなく、信頼やコミュニティに根差した関係の構築も可能。 ***多面的なアプローチ [#e2f38b51] -高度な技術を含め、すべての技術を受け入れて選択 -言語、メディア、コンテンツ、文化的・実践的・個人的な嗜好を尊重 -世代や文化の異なるステークホルダーとのコミュニケーションに効果的 **コミュニケーション・マネジメント計画のTT [#zcea00a9] ***コミュニケーション要求事項分析 [#v0f53f72] -情報源 --組織図 --ステークホルダーの責任関係 --関連する機能部門と事業部門 --アクティビティと(人的)資源の数と場所 --ニーズ ---内部ニーズ(内部とのコミュニケーションが必要) ---外部ニーズ(外部とのコミュニケーションが必要) --ステークホルダー情報([[ステークホルダー登録簿>PMP:立上#adeffb12]]に記載) -ネットワーク・コミュニケーション・モデル --構成 ---ノード:参加者 ---ライン:コミュニケーション・ライン --コミュニケーション・ライン数を求める、~ コミュニケーション・チャネル式。 = (参加者の数 * (参加者の数 - 1)) / 2 ***コミュニケーション・モデル [#q67737b3] コミュニケーション・モデルの構成要素 -基本要素(一方向コミュニケーション・モデル) --コード化 ---送信者が理解可能な言語に変換する。 ---このアウトプットがメッセージになる。 --メッセージの送信~ 送信者が[[コミュニケーション技術>#f9b0bc72]]を使用してメッセージを送信する。 --メッセージの解釈~ 受信者が受信したメッセージを解釈する。 -双方向コミュニケーション・モデルの追加ステップ --メッセージの受信確認~ 受信者がメッセージを受信したことを送信者に知らせる。 --フィードバッグ・応答~ 受信者のメッセージの理解度の確認 -送信者と受信者の責任 --送信者の責任 ---メッセージの送信 ---明確で完全な情報の送信 ---正しく解釈されているか判断 --受信者の責任 ---メッセージの受信 ---受信した情報を正しく解釈 ---適切な受信確認・応答 -組織内コミュニケーションのコミュニケーション・モデル --縦方向(組織の上下に対するもの) --横方向(同僚に対するもの) -異文化コミュニケーションのコミュニケーション・モデル~ 異文化コミュニケーションでは、正しく解釈されているか判断するのが困難になる。 --因子:働き方、専門領域、国籍、民族性、人種、年齢、性別 --送信者:メッセージ内容と送信方法 --媒体:異なる言語、プロセス、プロトコル --受信者:心の状態、知識/背景/人格/文化/偏見 ***コミュニケーション技術 [#f9b0bc72] コミュニケーション技術の選択。 -タイミング --情報交換のタイミング --情報の更新の必要性 -情報伝達の手段 --口頭:迅速に情報を伝える場合 --書面:複雑な情報を伝える場合 --会議:2人以上で複数方向に情報交換 --公式の状況報告書 --システム ---電子メール ---オンライン・データベース ---オンライン・スケジューラ -システム(手段) --既存のものが使えるか?新たに調達が必要か? --そのシステムを使用した経験があるか? --全期間機能するか、アップグレードが必要になるか? -チームの機能 --同じ場所で働いているか? --複数の場所に分散しているか? -セキュリティ対策~ 営業秘密、機密情報、秘密情報 -選択に影響を与える要因 |#|>|要因|説明|h |1|緊急性|情報ニーズの緊急性|緊急性、頻度| |2|可用性・信頼性|コミュニケーション技術の可用性・信頼性|ステークホルダーから見て、互換性があり、利用可能アクセス可能であること。| |3|利便性|コミュニケーション技術の利便性|プロジェクト参加者に適切で必要に応じてトレーニングが必要| |4|環境|プロジェクト環境|プロジェクト(地理/時間/言語/文化, etc.)の環境| |5|機微性・機密性|情報の機微性と機密性|セキュリティ対策、ソーシャル・メディア方針| ***コミュニケーション方法 [#t2d8d8b3] -双方向コミュニケーション --会議 --電話 --ビデオ会議 --電話会議 -一方向コミュニケーション --プッシュ型コミュニケーション ---手紙 ---メモ ---報告書 ---電子メール ---ボイス・メール --プル型コミュニケーション ---Webサイト ---e-learningサイト ---リポジトリ(ナレッジ・ベース) ---ネットワーク・ドライブ -その他のコミュニケーション方法 --対人コミュニケーション(1対1) --少グループ・コミュニケーション(3 - 6人) --大衆コミュニケーション(1 対 集団) --マス・コミュニケーション(大規模、匿名グループ) --SNSによるコミュニケーション(多対多) ***コミュニケーションの障壁 [#ld1ac4b5] -環境 --明確なコミュニケーション・チャネルの欠如 --送信者・受信者間の地理的・時間的な距離 --ノイズ ---注意を散漫にする環境 ---理解を妨げる先入観等 -能力 --専門用語の難解さ -能力~ 専門用語の難解さ -性格 --好ましくない態度(敵意・不振) -性格~ 好ましくない態度(敵意・不振) **その他 [#r6cf34c3] ***言語・非言語 [#s44f168c] -言語(口頭の抑揚)~ バーバル・コミュニケーション -非言語(ボディランゲージと所作)~ ノンバーバル・コミュニケーション コミュニケーションの占める割合は後者の方が多いらしい。 ***コミュニケーション・スタイル [#s2477a9a] -パッシブ -アサーティブ -アグレッシブ