「[[.NET 開発基盤部会 Wiki>http://dotnetdevelopmentinfrastructure.osscons.jp]]」は、「[[Open棟梁Project>https://github.com/OpenTouryoProject/]]」,「[[OSSコンソーシアム .NET開発基盤部会>https://www.osscons.jp/dotNetDevelopmentInfrastructure/]]」によって運営されています。 -[[戻る>FrontPage]] *目次 [#f6bd73d2] #contents *概要 [#ye3341b3] オープンソース・ソフトウェア(以降OSSと略す。) **定義・基準 [#j1c717d7] ***定義 [#q61e8b3a] -可読性のあるコードの >「使用、調査・学習、再利用、~ 修正、拡張・改善、再配布」~ (以下、利用と略す)が可能 >なソフトウェア -より詳細には、 --商用および非商用の目的を問わず --ソースコードが一般に公開され、 --ソースコードの利用が可能 >なソフトウェア ***基準 [#hc13cb3b] 一般に使われている基準 -オープンソース・イニシアティブの提唱するオープンソース --単純に「ソースコードへのアクセスが開かれている。」ではなく、 --ソースコードを以下のように利用できるもの。 ---商用および非商用の目的を問わず~ 利用・修正・頒布することを許し、 ---利用者(個人や団体)の努力や利益を遮ることがない。 --以下のようなライセンス条項を満たすもの。 ---[[オープンソースライセンス>#s91ca1fa]]というライセンスカテゴリを管理している。 ---OSSは[[オープンソースライセンス>#s91ca1fa]]が課せられたソフトウェアである -フリーソフトウェア財団の提唱するフリーソフトウェア >類似した概念として[[フリーソフトウェア>#y7274c60]]という単語を~ 「フリーソフトウェアの定義」において定義している。 -総務省:オープンソース・イニシアティブの定義を満たすソフトウェア **歴史 [#dbdfe96b] -1950年代:学術機関・研究機関の間ではパブリックドメインで共有されていた。 -1970年代:前後より商業化によりクローズドソースの文化ができあがった。 -1980年代:ソフトウェア開発の発展を目的とした、OSSの文化ができあがった。 -1990年代: --ソースコードの共有は望ましいが、~ 企業には受け入れられ辛いと考えた。 ---[[プロプライエタリ・ソフトウェア>#p018411e]]への攻撃的姿勢 ---コピーレフトの閉鎖性 --そこで、ソースコードの共有文化の再ブランドを行った。 ---オープンソースを提唱 ---オープンソース・イニシアティブの設立 ---[[オープンソースの開発手法>#r4bd7ec0]]の伝導~ -2000年代:以降 --オープンソースは一般的な用語となり、 --様々なソフトウェアが開発された。 *詳細 [#d79089c7] **[[ライセンス>OSSのライセンス]] [#s91ca1fa] OSSに課すソフトウェアライセンス -オープンソース・イニシアティブに~ 管理されたライセンス・カテゴリ。 -[[オープンソースライセンス>OSSのライセンス]]と呼ばる。 **[[開発方法論>OSSの開発方法論]] [#r4bd7ec0] ソフトウェアのソースコードを公開・共有する「開発の方法論」 **[[ビジネスモデル>OSSのビジネスモデル]] [#tb47d9d6] 新旧の戦略的なモノから、小手先のモノまで、様々。 **[[導入事例>OSSの導入事例]] [#q498b8d0] -ほぼすべての業種がOSSを利用 -基本ソフトやミドルウェアでOSS活用比率は高い。 **[[脆弱性対策>セキュリティ脆弱性対策ツール]] [#wf6b0be2] OSSの脆弱性が熱い。 *その他 [#we785ca1] **OSS以外 [#ef940db8] ソフトウェアのソースコードが公開されていても、 -利用・修正・再頒布が有償 -商用利用は禁止される などの制限がある ***フリーソフトウェア [#y7274c60] OSSより自由。 -広義のOSSの定義においてOSSの部分集合 -OSSとフリーソフトウェアは根源的なコンセプトが異なる。 --OSSは「[[開発の方法論>#r4bd7ec0]]」~ --フリーソフトウェアは「社会運動」 ---利用者の自由を尊重する「社会運動」。~ (実行・研究・変更・コピーを変更ありまたはなしで再配布するという自由) ---この観点から見ると、OSSは機能不十分なツール(コピーレフトが必須でない点など) ***シェアードソース・ソフトウェア [#qe5c0150] -以下の用途で利用されている。 --ソフトウェアの動作の参照およびデバッグのための利用を認めている。 --商業ソフトウェアのソースコードを協力機関(研究機関・大学・利用者)に開示 -OSSとシェアードソース・ソフトウェアの違い~ シェアードソース・ソフトウェアは、 --ソースコードの修正、再頒布に対して制約的 --修正したソースコードや派生成果物の頒布は制約を伴う場合がある。 --商用目的でソースコードを利用(閲覧)することが出来ない場合がある。 --マイクロソフトは2001年よりシェアードソース・イニシアティブを立ち上げている。 ***プロプライエタリ・ソフトウェア [#p018411e] -ソフトウェアの利用・頒布に制限を課し、~ 場合によってはその制限を解除することで利益を得るソフトウェアの総称 --ソースコードが非公開で、自由に利用することは出来ない。 --ソースコードの商用目的での利用・修正・頒布を認めない。 -OSSとプロプライエタリ・ソフトウェアの違い~ プロプライエタリ・ソフトウェアは、 --利用・修正・再頒布に制限を設ける。 --ソースコードを開示していてもソースコードの入手が有償 -相対的にプロプライエタリ・ソフトウェアの必要性は低くなってきている --個人や組織がオープンソースソフトウェアを選ぶ主要な4つの理由 ---安価 ---情報セキュリティ ---ベンダーロックインでない ---より良い品質 -ソフトウェア開発企業は、 --必ずしもソフトウェアの販売に依存しない。 --継続的にOSS上でのビジネスモデルを思案している。 **類似した概念 [#m7c25587] ***オープンソースハードウェア [#y1ca407b] -フリーソフトウェアやオープンソースソフトウェアと同じ形態で設計されるコンピュータや電子機器 -類似の用語としてオープン設計があるが、単にデファクトスタンダードに準拠した設計を指す場合もある。 -オープンソースハードウェアの例としては、[[Arduino>https://dotnetdevelopmentinfrastructure.osscons.jp/index.php?Arduino%20Wiring%20sketches#uefad6ff]]などがある。 ***オープンシステム [#p3af55f8] -オープン標準に準拠したソフトウェア -そのようなソフトウェアを使用しているコンピュータ ***オープンコンテント [#a317e8d3] OSSから類推によって作られた文章・画像・音楽などの著作物を利用者が~ 自由に利用・修正・再頒布することを許諾した作品(コンテンツ)の総称 *参考 [#v9664dd0] **Wikipedia [#gb0cf0f9] -オープンソースソフトウェア~ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%B3%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A2 -フリーソフトウェア~ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A2 -シェアードソース・ソフトウェア~ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%89%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%82%B9 -プロプライエタリ・ソフトウェア~ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%83%BB%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A2 -オープンソースハードウェア~ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%B3%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%89%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A2 -オープンシステム (コンピュータ)~ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0_(%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%94%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%BF) -オープンコンテント~ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%B3%E3%83%88 **OSSコンソーシアム [#i0a97743] ***開発基盤部会 Blog [#qbc5b39f] -サポートWikiのPVアップが何になるのか?考えてみた。~ https://www.osscons.jp/jozzkskes-537/ -OSSへのコントリビュート(貢献)について再考する。~ https://www.osscons.jp/joy6wf5xs-537/ -最近重宝している開発環境、ツール、ライブラリなどの紹介~ https://www.osscons.jp/jo0gmt3qu-537/ -日式的 著名OSS(.NET)の使用する~ 開発環境/ツール/ライブラリを調査する。~ https://www.osscons.jp/jo0yzh0ik-537/ -クローズドなライブラリが結果的に discon(中断) になる理由。~ https://www.osscons.jp/jobhz9xd6-537/ -クエリビルダ、SQLビルダ、クエリデザイナ、SQLデザイナ等のツール~ https://www.osscons.jp/jotqgw9za-537/ -無駄な事で頑張りたくない。無駄 ≒ クローズドと言う話。~ https://www.osscons.jp/jo08szs0t-537/ -社内コンテンツと社外コンテンツのPV特徴について。~ https://www.osscons.jp/jo9h7jvba-537/ -フリーライドしていたら、いつの間にか信頼の輪に加わっていた的な話。~ https://www.osscons.jp/jo2wxm2ga-537/ -数年間OSSコミュニティ活動して改めて思う、開発基盤のOSS化が必要な理由~ https://www.osscons.jp/jozfznozw-537/ -クレームベース認証とか、2要素認証とか、OSSを使えば出来るよね?~ https://www.osscons.jp/jo32pwonb-537/