「[[.NET 開発基盤部会 Wiki>http://dotnetdevelopmentinfrastructure.osscons.jp]]」は、「[[Open棟梁Project>https://github.com/OpenTouryoProject/]]」,「[[OSSコンソーシアム .NET開発基盤部会>https://www.osscons.jp/dotNetDevelopmentInfrastructure/]]」によって運営されています。 -戻る --[[言語処理]] > [[機械翻訳]] --[[動画関連]]、[[翻訳関連]] > [[動画音声の翻訳]] --[[動画関連]]、[[翻訳関連]] ---Google翻訳 ---[[DeepL翻訳]] ---[[動画音声の翻訳]] *目次 [#t6fbd44e] #contents *概要 [#ddb1f8b4] https://translate.google.com/ **歴史 [#ub0f0a82] ***最初は、 [#de2ae5e0] -他のサービスと異なり、独自のフレーズベース[[統計的機械翻訳(SMT)>機械翻訳#m53ddda3]]を用いていた。 -200億程度の語から成る国際連合の[[バイリンガル・コーパス(二言語対訳集)>機械翻訳#tcfae899]]を用いていた。 -リリース当初は --英語からアラビア語、中国語、ロシア語からの翻訳で開始された。 --「なんか思っていたのとは違う」といった、ぎこちない翻訳も多かった。 --明らかにおかしい翻訳内容はTwitterで話題になることもあった。 -そんな状況を、2016年に採用した[[ニューラルネットワーク]]に基づく機械翻訳が一気に打破した。 --Googleとしては試験運用期間を経てから、正式に[[ニューラルネットワーク]]に基づく機械翻訳の導入を発表するつもりだった。 --ところが、ユーザーがいち早く気づき、2016/11頃から、Twitterなどで「翻訳の質が良くなっている」と騒ぎ始めた。 ***現在は(2016)、 [#q8fe5f7d] -[[ニューラル機械翻訳(NMT)>機械翻訳#m65ab882]]に変更され精度が向上。 -世界の103言語に対応しネット上で使用されている言語の99%をカバー。 **特徴 [#lb8dab14] ***PBMT [#we5f80cf] 当初のGoogle 翻訳は[[統計的機械翻訳(SMT)>機械翻訳#m53ddda3]]の~ Phrase-Based Machine Translation(PBMT) -単語や句の訳は得意 -語順も文法も異なる言語間の翻訳が苦手~ 「どんな順番で一文にすればいいのか」が難問 ***GNMT [#o75aea0b] 2016年に、[[ニューラル機械翻訳(NMT)>機械翻訳#m65ab882]]の~ Google Neural Machine Translation(GNMT)を採用。 -文章全体をみて訳すので文脈に沿った翻訳ができる。 -誤りを平均60%低減させるなどの結果を見せた。 -[[バイリンガル・コーパス(二言語対訳集)>機械翻訳#tcfae899]]があまりなくても、上手く翻訳できる。 --例えば、[[半教師学習>機械学習(machine learning)#cdebd400]]的に、日本語←・→韓国語(英語←・→日本語、英語←・→韓国語)を学習 --(・)は「interlingua(インターリングア=中間言語)」と呼ばれる。 --「ゼロショット学習」と「転移学習」という2つの学習手法を使っている。 -翻訳の難点である、「ユーザーが置かれている状況次第で~ ネットスラング、尊敬語、丁寧語など語の意味合いが変わる点」には未対応 *詳細 [#t99c0b1b] **機能 [#pc26a520] ***テキスト機械翻訳 [#rd3e6650] -書き言葉翻訳 -ウェブサイト翻訳 -ドキュメント翻訳 -モバイルアプリ翻訳 -バイリンガル会話翻訳 ***[[音声処理]]連携系 [#uc408235] 音声認識と[[テキスト機械翻訳>#rd3e6650]]の連携 -音声翻訳 -[[動画の音声を機械翻訳させる方法>動画音声の翻訳#x4e544b1]] ***[[画像認識>画像処理とコンピュータビジョン#v638f1a5]](OCR)連携系 [#mbab9709] OCRと[[テキスト機械翻訳>#rd3e6650]]の連携 -スマホ・アプリの[[Google翻訳]]の「カメラ」(Google Lens) → 「画像」に実装されている。 -Chromeのコンテキスト・メニューからもGoogleレンズで画像検索できる。 --基本は画像を右クリックして「Googleで画像を検索」を選択すると当該画像を画像検索 --HTML部分を右クリックして「検索した画像領域を選択してください。」を選択しDrag & Dropで範囲選択すると選択範囲を画像検索 --ここには、「検索」・「テキスト」・「翻訳」のメニューがあり、メニュー毎にやれることが異なる。 ---検索:類似画像が掲載されているサイトの検索、 ---テキスト:OCRでテキストの選択(からのコピー読み上げ、翻訳) ---翻訳:OCRテキストの翻訳「テキストを抽出して翻訳」&「翻訳結果を画像中に埋め込んで表示」が同時に行われる *参考 [#j7eaa11c] -Google 翻訳 - Wikipedia~ https://ja.wikipedia.org/wiki/Google_%E7%BF%BB%E8%A8%B3 -Google Japan Blog: Google 翻訳が進化しました。~ https://japan.googleblog.com/2016/11/google.html -「ぎこちない翻訳」から進化を遂げたGoogle 翻訳~ 開発者が語る“完璧”を目指す質の追求 | DIAMOND SIGNAL~ https://signal.diamond.jp/articles/-/953 -なぜGoogle翻訳は賢くなれたのか~ ITはみ出しコラム - ITmedia PC USER~ https://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1611/27/news012.html