「[[.NET 開発基盤部会 Wiki>http://dotnetdevelopmentinfrastructure.osscons.jp]]」は、「[[Open棟梁Project>https://github.com/OpenTouryoProject/]]」,「[[OSSコンソーシアム .NET開発基盤部会>https://www.osscons.jp/dotNetDevelopmentInfrastructure/]]」によって運営されています。 -[[戻る>サービス]] --[[SaaS設計のポイント]] > [[要素技術]] --DXのポイント > [[DX設計のポイント]]、[[ユースケース検証(DX系)]] *目次 [#o9fda111] #contents *概要 [#bc5e90a1] -[[SaaS>SaaS設計のポイント]](Software as a Service)云々言ってたら、~ 僅か数年で、DX(Digital Transformation)とか言われ始めた。 --DXとはデジタル・トランスフォーメーションの略らしい。 --DXはデジタル技術によるビジネスのトランスフォーメーションの意味。 --DXは[[イノベーション>#h11f6f29]]のための手段と言われている。 -スウェーデンのウメオ大学教授のエリック・ストルターマンが提唱 --「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」という概念 --おおむね~ 「企業がテクノロジー(IT)を利用して~ 事業の業績や対象範囲を根底から変化させる」~ という意味合い。 -DXの価値創生には以下の(行動変容の)要素があるらしい。 --プロダクトとサービス --ディストリビューション --プロセス *詳細 [#ffbb67a3] **イノベーション云々 [#h11f6f29] -物事の --新機軸 --新結合 --新しい切り口 --新しい捉え方 --新しい活用法 >(を創造する行為)のこと。 -新しい技術の発明を指すという意味に誤認されることが多い -技術とニーズから新たな価値を生み出して社会的に大きな変化を起こす事を指す。 ***イノベーションの民主化 [#w5efd09e] 価値創造の重心が -製造業者側から消費者側へと相対的に移動している。 --[[オープン・アーキテクチャにおける各種役割>オープン・アーキテクチャ#n79ce428]] --[[ビジネス系 > サプライサイド、デマンドサイド>PMP:PDU - コンピテンシー#c1f6752b]] -モノからコトへと変化する中で、バリューチェーンも広がっており、~ 広がったバリューチェーン上に[[ビッグデータ]]をベースに~ データのサプライ・チェーン、デマンド・チェーンを構築するイメージ。 ***イノベーションの分類や種類 [#i73377a8] -分類~ シュンペーターは5種類の分類があるとしている。 --プロダクション・イノベーション~ まったく新しい財貨、あるいは新しい品質の財貨の生産 --プロセス・イノベーション~ 新しい生産方法の導入~ --マーケット・イノベーション~ 新しい販路の開拓 --サプライチェーン・イノベーション~ 原料あるいは半製品の新しい供給源の獲得 --オーガニゼーション・イノベーション~ 新しい組織の実現 -種類 --持続的・破壊的イノベーション~ クレイトン・クリステンセンが提案した枠組み ---持続的イノベーション (Sustaining innovation)~ 現在の顧客の既知のニーズに基づく製品またはサービスの改善。 ---破壊的イノベーション (Disruptive innovation)~ 新しい製品やサービスが新しい市場を生み出し、~ 最終的に確立された競合他社を置き換えるプロセス --4種類モデル~ ヘンダーソンとクラークによって提案されているもの ---革新的イノベーション (Radical innovation)~ 新しいドミナントデザイン(新しいアーキテクチャで体現された、一連の新しい中核的設計概念)の確立 ---漸進的イノベーション (Incremental innovation) ~ 個々のコンポーネントの改良・拡張(アーキテクチャ、中核的設計概念は変更しない。 ---アーキテクチャ・イノベーション (Architectural innovation)~ アーキテクチャだけを変化させる ---モジュール・イノベーション (Modular Innovation)~ 中核的設計概念だけを変化させる ***イノベーター、キャズム理論 [#p7690fdb] -イノベーター理論 --イノベーター(革新者) ---市場全体の2.5% ---製品をもっとも早い段階で購入する層 --アーリーアダプター(初期採用者) ---市場全体の13.5% ---流行に敏感で、自ら判断して製品を購入 ---「オピニオンリーダー」が誕生する層 --アーリーマジョリティ(前期追随者) ---市場全体の34% ---新たしいものを購入するのに慎重な層 ---アーリーアダプターの影響を強く受ける傾向 --レイトマジョリティ(後期追随者) ---市場全体の34% ---新たしいものに対して懐疑的な層 ---新市場の半分以上が導入してから、自らも購入 --ラガード(遅滞者) ---市場全体の16% ---もっとも保守的な層 ---製品が伝統化するまで導入しない。 -キャズム理論 --「アーリーアダプター」から「アーリーマジョリティ」へ製品が行き渡る際に存在する障害 --ニーズが異なる ---新しさ:イノベーターとアーリーアダプターの層を「初期市場」、 ---実用性や安心感:アーリーマジョリティ以降の層を「メインストリーム市場」 -[[ハイプ・サイクル>シェア#p83eced7]] --黎明期 ---潜在的技術革新によって幕が開く。 --黎明期~ 潜在的技術革新によって幕が開く。 ---POCにまつわるメディア報道によって、大きな注目が集まる。 ---多くの場合、製品は存在せず、実用化の可能性は証明されていない。 --過度な期待のピーク期~ 初期の宣伝では、 ---数多くのサクセスストーリーが紹介される。 ---失敗を伴うものも少なくない。 ---行動を起こす企業は多くない。 --幻滅期 ---実験や実装で成果が出ないため、関心は薄れる。 --幻滅期~ 実験や実装で成果が出ないため、関心は薄れる。 ---テクノロジの創造者らは再編されるか失敗する。 ---早期採用者の満足のいくように製品を改善したプロバイダーに限り投資が継続。 --啓発期 ---テクノロジが企業にどのようなメリットをもたらすのかを示す具体的な事例が増え始め、理解が広まる。 --啓発期~ テクノロジが企業にどのようなメリットをもたらすのかを示す具体的な事例が増え始め、理解が広まる。 ---第2世代と第3世代の製品が、テクノロジ・プロバイダーから登場する。 ---パイロットに資金提供する企業が増えるが保守的な企業は慎重なまま。 --生産性の安定期 ---主流採用が始まる。 --生産性の安定期~ 主流採用が始まる。 ---プロバイダーの実行存続性を評価する基準がより明確に定義される。 ---テクノロジの適用可能な範囲と関連性が広がり、投資は確実に回収される。 -参考 --イノベーター理論~ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%81%E8%A1%8C#.E3.82.A4.E3.83.8E.E3.83.99.E3.83.BC.E3.82.BF.E3.83.BC.E7.90.86.E8.AB.96 --キャズム (書籍) - Wikipedia~ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%82%BA%E3%83%A0_%28%E6%9B%B8%E7%B1%8D%29~ **[[SaaS云々>SaaS設計のポイント]] [#ved51f54] [[SaaS>SaaS設計のポイント]](サービス)は、 >[[アウトプットを除いたアウトカム>PMP:共通 - OPM - プログラム・マネジメント#u2a10c96]] のみを提供可能(アウトプットではなくアウトカムに対する対価) ***アンバンドル化 [#p6216500] サービスを細分化するアンバンドル化 -XaaS(X as a Service) -新規事業化と寡占化 -ミニアプリ → スーパーアプリ化 ***価格モデル [#h66d66ca] -ユーザに対してメリットが大きい価格モデル --初期費用がかからない。 --気に入らなければ、乗り換えが容易 --気に入って使い続ければ、最新リリースの機能を利用可 --後払い(課金)。ただし、価格だけは割高。 -サブスクリプション・モデル化(対価)~ 商品・サービスを一定期間提供し、月単位や年単位などの利用料を回収 >※ そう言えば、ラーメン、焼き肉などの、~ 外食サブスクなんてチャレンジもありましたね。 -コンサンプション・モデル化(対価)~ お試しや、スポット利用で費用を抑えられる従量課金。 ***リテンション [#ie7d474e] 継続利用を促すためのリテンション。 -アウトカムに対する競争力のある価格を設定する。 -最新の機能を継続的にリリースする。 -[[カスタマー・サクセス>#ie6548ef]]により~ 維持+ユーザ(微)増でも、右肩上がりを維持。 **DX云々 [#pe333f28] [[SaaS>SaaS設計のポイント]]の延長上で、 ***"技術"の急激な進歩 [#q3fb0b08] 以下の技術の重要性が更に増す。 -[[クラウド]]、[[スマホ]]、[[SPA>(MV*) UIフレームワーク]]、[[Docker]]、[[ゼロトラスト]]などを土台に、 -DX系の技術がエンドユーザに浸透して行く。 --[[IoT (Internet of Things)>要素技術#i2aa31d6]] --[[ビッグデータ(データ・パイプライン)>要素技術#zcc09da1]] --[[ビジネス インテリジェンス(BI)>要素技術#nbc561c7]] --[[人工知能(AI)>要素技術#tebffcb7]] --[[データ解析・統計解析>要素技術#x2860ca6]] -[[コンポーザブル、ポータブル>IoT Edge Computing#dd7b0e08]] ***"開発プロセス"の慣例の変化 [#y19c5836] 以下の新しい開発プロセスが慣例化して行く。 -[[クラウド]]・ベースのシステムで迅速に。 -アジャイルで、[[OODA>高度午前 - システム戦略#v0959929]]的な適応型の開発を行う。 -[[DevOps>https://techinfoofmicrosofttech.osscons.jp/index.php?DevOps]]で、品質の高い継続的デリバリー([[CI/CD>https://techinfoofmicrosofttech.osscons.jp/index.php?CI%2FCD]])を実現 ***サプライサイド都合からの脱却 [#k25b64a6] 物売りの目的化から脱却する。 -カスタマー・サポート(リアクティブ)から、 -[[カスタマー・サクセス>#ie6548ef]](プロアクティブ)へ。 ***カスタマー・サクセス [#ie6548ef] LAERモデル -Land --ランディング・ページ的な。 --要するに「導入して貰う」の意味。 -Adopt --適用してもらう。 --成功を体験してもらう。 -Expand --拡大してもらう。 --新規ユーザの獲得 --新規機能の利用 -Renew --気に入る。 --契約の更新へ繋がる。 ***協創(SoRとSoE) [#xe43172a] -[[カスタマー・サクセス>#ie6548ef]]を実現させる方法 -ビジネスがどのように変わるか(一例) --「SoEで収集したデータを SoR / SoI で活用する。」など。 --OTアセットとITアセットを繋ぐためパートナーとエコシステムの構築。 --リアルOT と デジタルIT の コミュニケーション・ギャップを埋める。 -DXのトランスフォーメーションは ≒ ビジネス上の[[行動変容>PMP:共通 - OPM - プログラム・ライフサイクル#j7311aa6]]と言えそう。 --自社ビジネスに合わせたITを導入する。ではなく、 --ITを活用した価値創生のためビジネスを変容させる。 ※ SoRとSoEについては、[[コチラ>顧客事業/ 自社事業 / 技術#m45dacfd]]が参考になる。~ ※ SoI(意思決定):データ → 情報 → 意思決定と言う事らしい。 ***課金体系の検討 [#w33f4788] -ビジネスの検討には重要なマター。 -色々あるケド、 --コストベースではなく、バリューベース。 --ベースラインと、ボーナス&ペナルティ。 --リソースの特徴によって契約を考え変える。 -売って終わりではない。 --[[サポート、サクセス(協創)>#xe43172a]]が重要。 --でもさ、日本人って、作業寄与時間に金払ってるよなw **エンジニアリング [#hf0a9eff] ***[[DX設計のポイント]] [#cafade40] ***[[ユースケース検証(DX系)]] [#qb11503c] ***[[その他>#o93926c1]] [#u5a8a7dd] *参考 [#x8114b15] -デジタルトランスフォーメーションの基礎知識~ https://www.hitachi-solutions.co.jp/column/tashinami3/dx/ **OSSコンソーシアム [#a6fc9933] ***Wiki [#o93926c1] -[[クラウド、データ系>#q3fb0b08]] -[[ノーコード・ローコード]] -[[スタック&コラボレーション]] -[[組織的プロジェクト・マネジメント(OPM)>PMP:共通 - 組織的プロジェクト・マネジメント(OPM)]] --[[ポートフォリオ・マネジメント>PMP:共通 - OPM - ポートフォリオ・マネジメント]] --[[プログラム・マネジメント>PMP:共通 - OPM - プログラム・マネジメント]] --[[プロジェクト・マネジメント>PMP]] ***Blog [#j22791b2] -今後の予定をメモしてみました。~ https://www.osscons.jp/joe5n9qnb-537/ -ビッグデータ関連の技術リサーチをして思ったこと。~ https://www.osscons.jp/joxnbsufd-537/ -弱点分析で明らかになる「...で、なにやる?」問題~ https://www.osscons.jp/jof1vo0qv-537/ -内製化の波って、ユーザ側にPOが立つ所から始まるんじゃない?~ https://www.osscons.jp/jop9i2xq3-537/ -「DXが既定路線」的な雰囲気は、一体、誰が醸し出しているのか?~ https://www.osscons.jp/jos0ujyr6-537/ -Elastic Stackをスタック&コラボの事例として研究する --(1):https://www.osscons.jp/jot0xhxkv-537/ --(2):https://www.osscons.jp/jokr7q4qq-537/ --(3):https://www.osscons.jp/jopie3zid-537/ -最近の生技は、プロトタイプモデル検証から、ユースケース検証に変化~ https://www.osscons.jp/jofei7k1m-537/ -今期のDX系のスタック&コラボレーションを段階的詳細化する。~ https://www.osscons.jp/jo74ru4oq-537/ -モジュラー・アーキテクチャとジョブ型雇用でトランスフォーメーション~ https://www.osscons.jp/joln323p5-537/ -...を体系的に説明する説明会向けコンテンツ。 --DockerとK8s~ https://www.osscons.jp/jo0czb0qu-537/ --DX~ https://www.osscons.jp/joo6fh11o-537/ -で、「一人、デジタル・イニシアティブ実⾏体制」ってどうやんねん。~ https://www.osscons.jp/jo5caq1up-537/ -デマンドサイド主導のDX、~ サプライサイドにも戦略は必要よ。~ https://www.osscons.jp/jo6gufsng-537/ -.NET Core On Docker On Rasbianをヤッてみた感想。~ https://www.osscons.jp/johlgb4bm-537/ -2019年度から検討をはじめた、~ 新ネタの企画状況(2021年度計画)。~ https://www.osscons.jp/jo37qm7lr-537/ -IoTとかDX関連のリサーチを行っていて思ったこと。~ https://www.osscons.jp/jozhj2eu6-537/ -アジャイル --適応型ライフサイクル(アジャイル)について思う事 ---1:https://www.osscons.jp/jo1jwmjq0-537/ ---2:https://www.osscons.jp/jo8wna3wv-537/ --「アジャイル概説と適用のポイント」を 聞いてきた~ https://www.osscons.jp/jo1ek2s0u-537/ -関連 --[[ノーコード・ローコード>ノーコード・ローコード#n223b611]] --[[スタック&コラボレーション>スタック&コラボレーション#d41ee884]] --ビッグデータ ---[[Apache NiFi>Apache NiFi#v296ae13]] ---Apache Spark ---[[.NET for Apache Spark関連>https://techinfoofmicrosofttech.osscons.jp/index.php?.NET%20for%20Apache%20Spark#ef79347f]] ***[[コンピテンシー関連>PMP:PDU - コンピテンシー#i56f4225]] [#s98a5e97] -配管工おじさん --最近、話題になった「配管工」問題についての言及。~ https://www.osscons.jp/joadgp2ut-537/ --配管工ランキングを書いてみたケド、ミッション次第と言う感じ。~ https://www.osscons.jp/johbgswa8-537/ --次世代「項目移送おじさん」としての「配管工おじさん」爆誕の予感~ https://www.osscons.jp/jo3u1oxx5-537/ --.NET for Apache Sparkで見えた、配管工おじさん入門への道 ---(1)~ https://www.osscons.jp/joj7rztvv-537/ ---(2)~ https://www.osscons.jp/jo3mlxuqw-537/ ---(3)~ https://www.osscons.jp/jofhxaho0-537/ ---(4)~ https://www.osscons.jp/jo0qukdfk-537/