「[[.NET 開発基盤部会 Wiki>http://dotnetdevelopmentinfrastructure.osscons.jp]]」は、「[[Open棟梁Project>https://github.com/OpenTouryoProject/]]」,「[[OSSコンソーシアム .NET開発基盤部会>https://www.osscons.jp/dotNetDevelopmentInfrastructure/]]」によって運営されています。 -[[戻る>高度午前 - サービス・マネジメント]] *目次 [#l15a5a2f] #contents *概要 [#mfc3cbd8] -サービス・マネジメントのサービス・マネジメント(高度:午前Ⅰ、午前Ⅱ) -大部分をこちら([[SM:法制度 - ISO/IEC 20000 及び ITIL]])に移動した。 サービス・マネジメントのサービス・マネジメント(高度:午前Ⅰ、午前Ⅱ) *[[ISO/IEC 20000 及び ITIL>SM:法制度 - ISO/IEC 20000 及び ITIL]] [#we0926f4] *その他 [#l65118ed] **運用 [#m9830864] ***データ管理者の役割 [#u742d593] -データ管理者(DA : Data Administrator) --DBMSの評価・選択、論理データベース設計 --データ項目の設計・管理・標準化 --個々のデータ項目へのアクセス権の管理 -データベース管理者(DBA : DataBase Administrator)~ データベースの構築と運用・保守を行う。 --データ増加を見積もり、ディスク増設など計画・実施 --データベースのパフォーマンス・チューニング --障害時、データベースの復旧と整合性のチェック ***データベースのバックアップ [#db78d6a9] 更新頻度の少ないデータベースのフルバックアップ取得間隔を2倍に伸ばした場合。 -×:フルバックアップ1回あたりの容量が2倍になる。 -×:フルバックアップ1回あたりの容量が1/2倍になる。 -×:フルバックアップ1回あたりの時間が2倍になる。 -〇:ログを用いた復旧時間が2倍になる。 [[データベースのバックアップと復旧>https://techinfoofmicrosofttech.osscons.jp/index.php?SQL%20Server%20%E3%81%AE%E9%9A%9C%E5%AE%B3%E5%BE%A9%E6%97%A7]]についての知識があればOK **ファシリティ [#if1a4dd0] ***UPS設備の冗長化に関するティア構成 [#b23d2d12] JDCC(日本データセンター協会)が制定する~ 「データセンター・ファシリティ・スタンダード」~ において、UPS設備の冗長化に関するティア構成がある。 -ティア 1 --UPSの冗長性 : N --瞬間的な停電に対し、コンピューティング・サービスを継続して提供できる設備がある。 -ティア 2 --UPSの冗長性 : N --長期的な停電に対し、コンピューティング・サービスを継続して提供できる設備がある。 -ティア 3 --UPSの冗長性 : N + 1 --UPSのメンテナンスなど、UPS設備の一時停止時も、~ コンピューティング・サービスを継続して提供できる設備がある。 -ティア 4~ --UPSの冗長性 : N + 2 --UPSのメンテナンスなど、UPS設備の一時停止時に、~ 更に、一部のUPS設備に障害が発生しても、~ コンピューティング・サービスを継続して提供できる設備がある。 **計算問題 [#k3db39ca] ***稼働品質率 [#x194281c] -稼働品質率 = 迷惑回数 / システム資産規模 --単位規模辺りの迷惑回数。 --資産規模には、総運用費用を用いる。 --値が低い程、品質が高い。 -計算 |システム|>|迷惑回数(回/年)|稼働時間(千時間/年)|総運用費用(百万円/年)|稼働品質率|h |~|オンライン|バッチ|~|~|~|h |A|3|12|6|120|(3 + 12) / 120 = 0.125| |B|4|8|3|100|(4 + 8) / 100 = 0.12| |C|6|2|4|80|(6 + 2) / 80 = 0.1| |D|6|3|2|60|(6 + 3) / 60 = 0.15| ***TCO(Total Cost of Ownership) [#naf23ea6] -以下を全てを含む、システムの総所有コスト。 --イニシャル(システム構築のハード・ソフトの導入費用など --ランニング(運用後の維持費・管理費・人件費など -3年稼働でTCOが最小のものはどれか |費用|A案|B案|C案|D案|h |ハードウェア導入費用|30|30|40|40| |システム開発費用|30|50|30|40| |導入教育費用|5|5|5|5| |ネットワーク通信費用 / 年|20|20|15|15| |保守費用 / 年|6|5|5|5| |システム運用費用 / 年|6|4|6|4| -計算 --案1:30+30+5+20*3+6*3+6*3=161 --案2:30+50+5+20*3+5*3+4*3=172 --案3:40+30+5+15*3+5*3+6*3=153 --案4:40+40+5+15*3+5*3+4*3=157 ***システム改善案の評価 [#u85c80f3] -案 |>|評価項目|案1|案2|案3|案4|h |効果|作業コスト削減|5|4|2|4| |~|システム運用品質向上|2|4|2|5| |~|セキュリティ強化|3|4|5|2| |リスク|作業コスト削減|4|1|5|1| |~|作業コスト削減|2|4|1|5| -重み |>|評価項目|重み|h |効果|作業コスト削減|3| |~|システム運用品質向上|2| |~|セキュリティ強化|4| |リスク|作業コスト削減|3| |~|作業コスト削減|8| -計算 --案1:5*3+2*2+3*4-(4*3+2*8)=3 --案2:4*3+4*2+4*4-(1*3+4*8)=1 --案3:2*3+2*2+5*4-(5*3+1*8)=7 --案4:4*3+5*2+2*4-(1*3+5*8)=-13 ***オペレータの必要人数 [#bbc313b1] オペレータの必要人数 -シフト勤務条件 --サービス~ 24時間365日 --勤務~ 週休2日(5/7) --シフト ---3シフト(8時間 / 人) ---各シフトで2人以上 -計算 --シフト~ 3 * 2 = 6人 --勤務~ 6 / (5/7) = 42 / 5 = 8.4人 = 9人 ***バックアップに必要な磁気テープ数 [#n85fc353] -要件 --バックアップ ---月初にフルバックアップ、媒体は1本必要。 ---翌月まで、差分バックアップ、媒体は1本 / 月必要。 --復元 ---6か月前の同一日までのデータを復元 ---同一の月末日(29 - 31)が無い場合、月末日の状態に復元 ---例えば、10/31の場合、4/30 - 10/31の指定日のデータを復元可能。 -計算 --6か月分ではなくて7か月分を保持 --7 * (1 + 1) = 14