「.NET 開発基盤部会 Wiki」は、「Open棟梁Project」,「OSSコンソーシアム .NET開発基盤部会」によって運営されています。
目次 †
概要 †
計画 - スケジュール・プロセスの主要な役割 †
- 後続の実行、監視・制御のプロセス群では、
ココで決めた文書を使用して、プロジェクトの進捗状況を測定・評価する。
インプット・アウトプット †
スケジュール・マネジメント計画 †
が含まれる。
プロセス(ツールと技法) †
分析技法 †
・・・
アウトプット †
スケジュール・マネジメント計画書 †
- プロジェクト・スケジュールの作成と、
実行、監視・制御する方法を記述する。
- プロセスの相互作用と依存関係から、変更の反映方法を記述する。
- スケジュール・モデル
- 方法論
- ツール(MS Project, etc.)
- 正確さのレベル、測定単位
アクティビティの端数処理の単位:週、日、時間
- コントロールの閾値
スケジュールの許容差異レベル:%、日、時間(たいてい%)
- パフォーマンスの測定規則
- 測定の時期:WBSのレベルを指定
- 測定の種類:アーンド・バリュー(予算・スケジュールの観点で定量的に評価)
アクティビティ定義 †
- ワーク・パッケージ・レベルを更に分解して、アクティビティを定義する。
- こてにより、簡単に、見積もり、スケジュール、割当などのコントロールするための基盤を構築する。
- アクティビティは、
- 成果物を生成するために実行する個別の作業単位である。
- 成果物・アクティビティは、名詞か?動詞か?で区別する。
を同時に行い、完了させる。
プロセス(ツールと技法) †
- 一種の段階的詳細化
- サブ・プロジェクトのアクティビティ定義は、
サブ・マネージャーに委任することがある。
テンプレート †
また、過去のアクティビティ・リスト(このプロセスのアウトプット)を、テンプレートとして使用することもできる。
アウトプット †
アクティビティ・リスト †
チーム・メンバーが作業の内容と実行方法を理解できるようにする。
- 構成要素
- スケジュール・アクティビティのアクティビティ名と同じ、
プロジェクトで実行されるすべてのアクティビティ名。
- 各アクティビティ名に対応する作業範囲の説明と識別子(コード or 番号)
アクティビティ属性 †
- 下流
- 先行 / 後続アクティビティ
- 論理的順序関係
- リードとラグ
- 資源に対する要求事項
- 制約条件 / 前提条件
マイルストーン・リスト †
- 例
- 契約の承認
- プロジェクト成果物の承認
- プロトタイプの作成
- システム・テストの完了
アクティビティ順序設定 †
を同時に行い、完了させる。
プロセス(ツールと技法) †
スケジュール・ネットワーク・テンプレート †
- また、過去のプロジェクト・スケジュール・ネットワーク図(このプロセスのアウトプット)を、テンプレートとして使用することもできる。
- 部分的に適用するテンプレートは、サブ・ネットワーク・テンプレート、部分ネットワーク・テンプレートと呼ぶ。
アウトプット †
プロジェクト・スケジュール・ネットワーク図 †
- 手作業で作成してもコンピューターで作成しても良い。
- プロジェクトの複雑さによって記載のレベルは異なる。
- 複雑:概要レベルの情報のみ含まれているケース
- 関連あるアクティビティの集合(ハンモック)
- ハンモック:関連あるアクティビティのグループをひとまとめにし、
そのグループに含まれるアクティビティに相応しい表題を付与したもの。
- 効果
アクティビティ・リストで、
- 見逃していたアクティビティが、浮上したり、
- 1つで済むと思っていたアクティビティが、2つに分割されたり、
するので、プロジェクト文書を更新する。
プロジェクト文書更新版 †
必要に応じて以下を更新する。
アクティビティ資源見積 †
必要な資源を、スケジュール作成に入力できるように見積もる。
インプット †
プロセス(ツールと技法) †
アウトプット †
アクティビティ資源要求事項 †
RBS †
- リソースを明確にした後、リソースを構成要素に分解する。
※ RBS:Resource Breakdown Structure(リソース・ブレークダウン・ストラクチャー)
プロジェクト文書更新版 †
アクティビティ所要期間見積 †
必要な時間を、スケジュール作成に入力できるように見積もる。
インプット †
プロセス(ツールと技法) †
アウトプット †
アクティビティ所要時間見積 †
プロジェクト文書更新版 †
スケジュール作成 †
インプット †
プロセス(ツールと技法) †
アウトプット †
スケジュール・ベースライン †
プロジェクト・スケジュール †
スケジュール・データ †
プロジェクト・カレンダー †
プロジェクト・マネジメント計画書更新版 †
プロジェクト文書更新版 †
ツールと技法 †
依存関係の決定 †
強制依存関係 †
- ハード・ロジック、ハード依存症とも呼ぶ。
- 作業内容でアクティビティの順番が決まる。
- 例:ペンキ剥ぎ、下地塗り、ペンキ塗り
任意依存関係 †
- 優先ロジック、ソフト・ロジック、選好ロジックとも呼ぶ。
- プロセス・手順、過去の経験によって導かれる。
- 例:大まかにスプレー塗装、細かい部分は手作業。
- 試験に出る。
- 不規則なトータル・フロート値(最大余裕時間)を生成し、
スケジュールの選択肢を狭める可能性がある(何故かが不明)。
- 故に、ファスト・トラッキングの際には、変更・削除の検討対象になる。
外部依存関係 †
- プロジェクト外部の依存関係
- 例:プロジェクト外部の何らかの認可(法律の認可)がおりないと、先に進めない。
内部依存関係 †
- プロジェクト内部の依存関係
- 例:プロジェクト・組織内部の何らかの認可(内規の認可)がおりないと、先に進めない。
プレシデンス・ダイアグラム法(PDM) †
特徴 †
- ノード&矢印(アクティビティ・オン・ノード(AON))
- 一点見積もりダケを使用して所要時間を決定する。
- ノード=アクティビティ
- 名
- 番号
- 開始・終了日
- 期限
- スラック(フロート)
- 矢印=順序関係
(論理的順序関係、プレシデンス順序関係)
- 終了‐開始(FS)
先行を終了しないと後続を開始できない(多)。
- 開始‐終了(SF)
先行を開始しないと後続を終了できない(僅)。
- 並行
- 終了‐終了(FF)
先行を終了しないと後続を終了できない。
- 開始‐開始(SS)
先行を開始しないと後続を開始できない。
アロー・ダイアグラム法(ADM) †
- 前置き
- 古い、ほとんど使われない。
- 業界によっては、PDMよりADMを好む業界がある。
- アクティビティ順序設定ツール・技法に含まれない。
- しかし、試験には出るらしい。
- 特徴
- ノード&矢印
- アクティビティ・オン・アロー(AOA)
- アクティビティ・オン・ライン(AOL)
- 終了‐開始(FS)の依存関係だけを使用し、
[[多点見積>]]ダケを使用して所要時間を決定する。
GEAT(Graphical Evaluative Review Technique) †
- 作業のネットワークを示す手法で、
条件による分岐・合流、ループを表すことができる。
- PERT においては矢線図上の仕事はすべて行われなければならないが、
GERTは複数の仕事のうちどれかひとつが実施されればプロジェクト自体は
完成するという不確定要素のはいった場合を取り扱うことを目標とする。
リードとラグ †
ラグ †
- 後続アクティビティが遅れる(アクティビティ間で時間が経過すると発生)。
- 後続のアクティビティの開始(日)・終了(日)が遅れる。
- 例:下地塗りの後、下地が乾くのを待ってからペンキ塗りを開始した。
リード †
- 後続アクティビティを早める。
- 後続のアクティビティの開始(日)・終了(日)を早める(時間を差し引く)。
- 例:ペンキ剥ぎが不要な部位があったため、下地塗りを開始した。