「.NET 開発基盤部会 Wiki」は、「Open棟梁Project」,「OSSコンソーシアム .NET開発基盤部会」によって運営されています。
目次 †
概要 †
EAI/ETLに関する情報をまとめる。
EAI †
概要 †
- Enterprise Application Integration
- イベント指向、企業合併に伴うシステム統合を目的としている。
- 多様なコンピュータ・システムやビジネス・パッケージを連携させ、再構築する技術
ツール †
機能 †
- アダプター
複数のシステムへのインターフェイスを提供。
- フォーマット変換機能
異なるシステムからのデータ形式やプロトコルの違いを判断し、変換。
- フロープロセッサ(ルーティング)
受け取ったデータを、内容によって自動的に各システムに振り分けて送信。
- ワークフロー(プロセス制御)
上記機能を組み合わせて、業務に合わせたビジネスプロセスの自動化を構築。
プロダクト †
- 詳細不明
- Apache Apex
- Cask Hydrator
ETL †
概要 †
- Extract/Transform/Load
- バッチ指向、データの集約を目的としている。
- 複数のシステムに含まれているデータを抽出し、変換と加工を行ったうえで
データの集積を行うデータウェアハウスへ渡す処理、またはソフトのことを表す。
ツール †
機能 †
プロダクト †
以下が有名なプロダクト。
EDI †
ちょっとシニアな項目移送おじさんレベルな感じ。
概要 †
- 電子データ交換(EDI、Electronic Data Interchange)
- 標準化された規約(プロトコル)にもとづいて電子化された
ビジネス文書(注文書や請求書など)を通信回線を通してやり取りすること。
- とりわけ、企業間の取引を行うこと
(初期には企業間における受発注の電子データ交換を意味したため)。
規格 †
- データ交換において使われるデータの構文には、
国・地域や業界によっていくつかの規格がある。
- ただし独自フォーマットが使われることも少なくない。
経済産業省による定義 †
異なる組織間で、取引のためのメッセージを、通信回線を介して
標準的な規約を用いて、コンピュータ間で交換すること。
- レベル1:情報伝達規約
OSI階層のような通信方法の取り決め。
- レベル2:情報表現規約
双方のコンピュータがデータを理解できるように
するためのデータ構造やデータ項目の取り決め。
- レベル3:業務運用規約
業務やシステムの運用の取り決め。
- レベル4:取引基本規約
法的有効性を確保する契約書
中小企業共通EDI標準 †
- 業種を横断し、大企業と中小企業とをつなぐため
中小企業庁が主導して、実証し、普及が始まっている。
- 商流EDIと金融EDIとの連携が検討されているが、
47全銀システムの更新を機に、大きな動きとなっている。
- 商流EDI
受発注の企業間の取引で使用している前述のEDI
- 金融EDI
金融機関と接続し、自動記帳、自動仕訳、
さらには、売掛金の自動消込など行う。
EDI化の現状 †
受注企業の問題 †
- 発注元システムにログインが必要
- 発注元システムの画面がバラバラ
- データ・フォーマットがバラバラ
- 発注企業毎に利用料を払うケースがある
- 受注専用で発注に使えない。
発注企業の問題 †
- 大手発注企業は専用線EDI、WEB-EDI、FAX注文など多様な発注方式を併存
- 発注企業第3層取引ではFAX, 紙帳票の取引が継続
- 発注企業第2層取引では独自WEB-EDIでバラバラに接続
- 発注企業第1層取引では業界EDIが相互に繋がらない
中小企業間取引の問題 †
- 中小の受注企業は安価で誰とでも繋がるFAXを選択する。
- 中小企業間B2B取引はFAX利用が全面的に継続したままとなっている。
EAI/ETLとの関連 †
- 業務色が強く、ツールと言うより、業務システムやパッケージの扱い。
- 従って、EAI/ETLツールを使用して、EDIを構築という話はあるもよう。
参考 †
EAI †
ETL †
EDI †
Wikipedia †
アシスト †
ITトレンド †