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目次 †
概要 †
「資源マネジメント」知識エリアの実行プロセス群
実行 - 資源プロセスの主要な役割 †
インプット・アウトプット †
資源の獲得 †
- (旧)「プロジェクト・チーム編成」実行プロセス。
- ざっくり、各種、資源(リソース)の確保プロセス。
プロセス(ツールと技法) †
多基準意思決定分析 †
- 概要
- ツールを用いて、基準を作成し、潜在的な資源の等級付け採点に用いる。
- 基準は、相対的な重要度に従って重み付けされ、その値はタイプに応じて変更される。
- 資源タイプに応じて基準値は、
相対的な重み付けによって変更される。
- 「資源の獲得」における「選択基準の例」
# | 選択基準 | チーム資源固有の選択基準 |
1 | 経験 | チーム・メンバには成功に寄与できる妥当な経験があるか? |
2 | 知識 | チーム・メンバには類似プロジェクトの関連知識があるか? |
3 | スキル | チーム・メンバにはプロジェクトで使うツールを使用するスキルがあるか? |
4 | 態度 | チーム・メンバは他のメンバと連帯感をもってやっていけるか? |
5 | 国際的な要因 | チーム・メンバの所在地、タイムゾーン、コミュニケーション能力を考慮する。 |
交渉 †
他社への影響力は
「関与する組織の政治的な関係と役割」と同様に、
資源頒布の交渉においても重要な役割と果す。
- 機能部門マネージャ
プロジェクトの重要性を理解させれば、資源投入を確実にできる。
- 内部組織
他のプロジェクト・チームと希少・特殊資源を適切に割当・共有する。
- 外部組織、サプライヤー
- 適切で希少で専門性があり、的確で認定された、チーム資源、物的資源
- 他の特定の、チーム資源や物的資源を共有する。
先行割当 †
事前に決定されている場合
- 入札の一部として特定の資源が特定されている。
- プロジェクトが特定の個人や専門知識に依存している。
- プロジェクト憲章の作成プロセスや他のプロセスで既に任命されている。
バーチャル・チーム(分散型チーム) †
- 概要
- 共通の目標や要員の集まりだが、相互に顔合わせすることはないまま、各種、役割を果たす。
- 地理的に同じ場所に居なくても専門知識・労働力を利用が可能で、物理的移動の制限・障壁を受けない。
- グローバル化によるバーチャル・チームの利用促進(また、電子的コミュニケーション手段の発達による)
- 可能になる事項
- 遠隔地の組織要員でチームを構成し、専門能力を付加できる。
- 在宅勤務、シフト、就労日、就労時間など、異なる要員でチームを構成できる。
- 移動の制約、出張費用の制約、設備費用の制約などをクリアできる。
- マネジメントの課題
コンフリクト解消に時間がかかる傾向がある。
- 潜在的な孤独感
- 知識・経験のギャップ
- 進捗や生産性の追跡が困難
- コミュニケーション(時差、文化的違い)
アウトプット †
物的資源割当 †
プロジェクトで使用される
(物的資源)
を記録したもの。
プロジェクト・チーム任命 †
チーム・メンバーの
を記録したもの。
変更要求の提出
プロジェクト・マネジメント計画書更新版 †
プロジェクト文書更新版 †
その他 †
チーム育成 †
- チームメンバ
- 知識・スキルの向上
- 信頼・合意を改善し、
コンフリクトを抑える。
- チームワークを向上
- 責任感の醸成
権限移譲、意思決定への参加
- チーム環境
- 多様な業界経験、言語、文化で業務に取り組むことがある。
- 故に、ライフサイクルを通して、相互の信頼・協力の育成・維持に注力する。
- そのためには、明確、タイムリー、効果的、効率的なコミュニケーションを行う。
- 高いチーム・パフォーマンスを達成できる振る舞い。
- オープンで効果的なコミュニケーションを行う事。
- チーム形成の機会を創出すること。
- チームメンバ間の信頼関係を構築すること。
- コンフリクトを建設的にマネジメントすること。
- 協業的な問題解決・意思決定を推奨するコト。
- 動乱期
- プロジェクト作業の開始
- 閉鎖的状況が続くとパフォーマンスが低下する。
- 遂行期
- グループとして機能
- 相互依存関係により課題に円滑に対処。
コロケーション †
- チームメンバを同じ場所に集める。
- 重要な時期のみ or プロジェクト期間を通して継続。
- 必要になる設備
- チーム会議室
- スケジューラ
- その他、コミュニケーション、連帯感を強化するための設備
コミュニケーション技術 †
例
- 共有ポータル
- テレビ会議
- 電話会議
- 電子メール・チャット
人間関係とチームに関するスキル †
- 影響力
- 関連性の高い重要な情報の収集能力
- お互いの信頼を維持しながらの合意形成が可能。
- 交渉
- 信頼と調和の構築し得る。
- プロジェクト・ニーズに関する合意形成の手段。
- 目的チーム・メンバが、効果的に協力して作業できるようにする。
- バーチャル・チームなどでは、特に重要になる。
- プロジェクトの初期段階では不可欠で、継続的な監視・是正プロセス。
- 実施
- 略式のコミュニケーションや活動
- 進捗レビューの5分間の打合せ
- 職場外で専門家が手配するイベント
- 表彰と報奨
人々は、組織に自分が評価されていると感じる場合にやる気を起こす。
- 選択
- 表彰と報奨の決定に際しては、文化的な違いを考慮する。
- 報奨は現金など有形的な報酬手段、表彰は無形的な報酬手段だが、
報奨と同等か、それ以上の価値をもたらすことがある(らしい)。
- 報奨
- 資源マネジメント計画書の作成中に策定される。
- 個人のニーズが報奨によってのみ満たされる場合に有効
- 正式・略式を問わず、プロジェクト・マネジメント過程において実施
トレーニング †
- トレーニングの例
- クラスルーム
- オンライン
- コンピュータベーストレーニング
- OJT(On-the-Job Training)
- メンタリング
- コーチング
- スキル欠如を発見した場合、プロジェクト作業の一環として育成
- 資源マネジメント計画書に従って、
観察、対話、パフォーマンス評価の結果を受けて実施
- コストはプロジェクト予算に組込むか、母体組織が援助する。
個人とチームの評価 †
- 評価ツール
長所と短所に関する洞察を与える。
- 態度に関する調査
- 特定の評価
- 体系的なインタビュー
- 能力テスト
- フォーカス・グループ
- 様々な評価
- チーム・メンバーの選好・願望
- 情報の整理、意思決定、意思疎通の方法
- 様々な改善
- 相互理解
- 信頼関係
- コミットメント
- コミュニケーション
会議 †
チーム育成につながるトピックを議論
- プロジェクト説明会
- チーム形成会議
- チーム育成会議
プロセス(ツールと技法) †
アウトプット †
チーム・マネジメント †
プロセス(ツールと技法) †
アウトプット †