.NET 開発基盤部会 Wiki」は、「Open棟梁Project」,「OSSコンソーシアム .NET開発基盤部会」によって運営されています。

目次

概要

タイプ

このページでは、主に、主流のプル型のCDNについて説明する。

プッシュ型

配信したいファイルをアップロードして配信。
オリジン・サーバがストレージのプル型は≒プッシュ型)

プル型

キャッシュ・サーバが、オリジン・サーバから
ファイルを取得し自分の中に一定時間キャッシュする。

P2P型

P2P型ファイル共有ソフトみたいな仕組み。

メリット・デメリット

メリット

トラフィック分散による性能向上

主にパフォーマンスの向上

転送容量を気にしなくていい

高可用性(対障害性)

回線、ロードバランサーが冗長化された構成で、DDoSにも強い。

ファイル再配置の必要なし

その他、様々な機能を利用可能。

デメリット

誤キャッシュの事故は継続的に発生

個人情報が表示されたページをキャッシュするなど、誤キャッシュの事故は継続的に発生

キャッシュでファイル更新が反映されない

クライアント側でキャッシュされると、ファイル更新が反映されない

キャッシュ削除の反映に時間がかかる場合がある

ものによってはキャッシュサーバからファイルを削除するのに時間がかかる場合がある

レイヤが増える事で起きる問題

アクセスログが取れない可能性

CDNによっては、機能を提供している。

構成

サーバ構成(プル型

  ┌─> DNSで名前解決。
  │
クライアント ─> キャッシュ・サーバ ─> オリジン・サーバ

オリジン・サーバ

元のデータが入っているサーバ

キャッシュ・サーバ

DNSとの関係

地理分散

CDNはDNSの仕組みを上手く利用し
アクセス元から一番近いエッジ・サーバのIPアドレスを応答後、
最終的にネットワーク的に近い場所にあるエッジ・サーバへ誘導

CNAME

CDNベンダーが提供するサブドメインに
CNAMEレコードを定義する方式が必須になる。

機能

ドメイン

別のドメインで運用

Webサイトと配信用のドメインを分けた場合

※ ≒ プッシュ型

同じドメインで運用

※ ≒ プル型

キャッシュ

キャッシュ条件

をコントロールする。

キャッシュ時間

キャッシュ・サーバがキャッシュする時間の制御。

動的→静的化

動的コンテンツ配信を静的コンテンツ配信に近づけるには、

のHTTPヘッダ値、毎にキャッシュするようにする(プル型)。

設定方法

削除方法

キャッシュ削除方法がある。

VOD配信

動画配信をCDNで負荷分散する

ダウンロード配信

ダウンロードによる配信

プログレッシブ配信

ダウンロードしつつ再生できる配信。

RTMPストリーミング配信

初期のTCP ベースのストリーミング・プロトコル

HLSストリーミング配信

現在主流のAppleが提唱したストリーミング・プロトコル

セキュリティ対策

DDos対策

CDNには、DDos対策機能が組み込まれていることが多い。

CDN+WAF

CDNには、WAF 機能が組み込まれていることが多い。

認証

圧縮・変換

Gzip圧縮

HTTP圧縮ではGzip圧縮が一般的

Brotli圧縮

BrotliはGzipよりも圧縮率が高い。

転送量削減

WEBP圧縮

非可逆圧縮のJPEGや可逆圧縮のGIF、PNGの置き換えを意図する規格

HTTP/2 Server Push

プッシュ配信

参考

さくらのナレッジ

REDBOX Labo

マイクロソフト系技術情報 Wiki

AzureのCDN

キャッシュ・コントロールのHTTPヘッダ


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