「.NET 開発基盤部会 Wiki」は、「Open棟梁Project」,「OSSコンソーシアム .NET開発基盤部会」によって運営されています。
目次 †
概要 †
コミュニケーション・マネジメントでは、
意図した理解になるようにではなく、
適切に情報が流れることを重視する。
詳細 †
コミュニケーション・マネジメントの基礎 †
単なる情報交換を超える人間関係スキル †
プロジェクト情報の収集 / 体系化 / 保管 †
プロジェクト情報の適切なタイミングでの配信 †
情報伝達のメカニズム †
# | 伝達手段 | 特徴 |
1 | 書面 | 物理、電子 |
2 | 口頭 | 対面、リモート |
3 | 正式、略式 | 正式書類やソーシャル・メディア |
4 | 身振り | 口調、表情 |
5 | メディア | 写真、行動 |
6 | 言葉の選択 | アイデアの1つ以上の表現方法に、微妙な違い |
コミュニケーション活動の側面 †
# | 側面 | 特徴 |
1 | 内部 | 内部のステークホルダーに焦点 |
2 | 外部 | 外部のステークホルダーに焦点 |
3 | 正式 | 正式な報告書、会議(定例・臨時、議題・議事録) ステークホルダー向けの説明・プレゼンテーション |
4 | 略式 | 電子メール、SNS、Webサイト、 臨時で簡略な議論(コミュニケーション活動) |
5 | 階層への焦点 | ・上向:上級管理職、ステークホルダー ・水平:チームの同僚 ・下向:PMからチームメンバ |
6 | 公式 | 年次報告書、規制当局や政府機関への報告書 |
7 | 非公式 | プロジェクトのプロファイル・理解のための柔軟なコミュニケーション |
8 | 書面と口頭 | 言語(口頭の抑揚)非言語(ボディランゲージと所作) ソーシャルメディアとWebサイト、メディア・リリース |
5C (5つの注意点) †
# | C | 説明 |
1 | Correct | 正しい文法と正しい記述 |
2 | Concise | 簡潔な表現と過剰な言葉の排除 |
3 | Clear | 明確な目的と読み手のニーズに適合した表現 |
4 | Coherent | アイデアを解りやすく論理的な流れ(マーカーで要約) |
5 | Controlling | 言葉とアイデアの流れのコントロール(グラフィック、要約) |
支援スキル †
# | スキル | 説明 |
1 | 積極的傾聴 | 話し手に関わり続け、効果的に情報交換 |
2 | 文化的・個人的違いの認識 | 誤解を減らし、コミュニケーション能力を高める |
3 | ステークホルダーの特定・設定・マネジメント | ステークホルダー・コミュニティ間のコンフリクトを軽減 |
4 | スキル向上 | ・動機付け ・パフォーマンス改善 ・時間短縮 ・コンフリクト解消 |
傾向と新たな実務慣行 †
ステークホルダーの会議への参加 †
- プロジェクト外部、組織外部のステークホルダーの参加
- スタンドアップ・ミーティングなどのアジャイル手法の実務慣行の適用
ソーシャル・コンピューティングの利用増加 †
- インフラストラクチャ、ソーシャル・メディア、パーソナル・デバイス
- コミュニケーション、ビジネスを一変させた
- 協業のための様々な手法を含む。
- 興味の探求のため、他者との関係のネットワークを構築する方法
- 情報交換だけでなく、信頼やコミュニティに根差した関係の構築も可能。
多面的なアプローチ †
- 高度な技術を含め、すべての技術を受け入れて選択
- 言語、メディア、コンテンツ、文化的・実践的・個人的な嗜好を尊重
- 世代や文化の異なるステークホルダーとのコミュニケーションに効果的
コミュニケーション・マネジメント計画のTT †
コミュニケーション要求事項分析 †
- 情報源
- 組織図
- ステークホルダーの責任関係
- 関連する機能部門と事業部門
- アクティビティと(人的)資源の数と場所
- ニーズ
- 内部ニーズ(内部とのコミュニケーションが必要)
- 外部ニーズ(外部とのコミュニケーションが必要)
- ステークホルダー情報(ステークホルダー登録簿に記載)
コミュニケーション・モデル †
コミュニケーション・モデルの構成要素
- 基本要素(一方向コミュニケーション・モデル)
- コード化
- 送信者が理解可能な言語に変換する。
- このアウトプットがメッセージになる。
- メッセージの解釈
受信者が受信したメッセージを解釈する。
- 双方向コミュニケーション・モデルの追加ステップ
- メッセージの受信確認
受信者がメッセージを受信したことを送信者に知らせる。
- フィードバッグ・応答
受信者のメッセージの理解度の確認
- 送信者の責任
- メッセージの送信
- 明確で完全な情報の送信
- 正しく解釈されているか判断
- 受信者の責任
- メッセージの受信
- 受信した情報を正しく解釈
- 適切な受信確認・応答
- 組織内コミュニケーションのコミュニケーション・モデル
- 縦方向(組織の上下に対するもの)
- 横方向(同僚に対するもの)
- 異文化コミュニケーションのコミュニケーション・モデル
異文化コミュニケーションでは、正しく解釈されているか判断するのが困難になる。
- 因子:働き方、専門領域、国籍、民族性、人種、年齢、性別
- 送信者:メッセージ内容と送信方法
- 媒体:異なる言語、プロセス、プロトコル
- 受信者:心の状態、知識/背景/人格/文化/偏見
コミュニケーション技術 †
コミュニケーション技術の選択。
- 情報伝達の手段
- 口頭:迅速に情報を伝える場合
- 書面:複雑な情報を伝える場合
- 会議:2人以上で複数方向に情報交換
- 公式の状況報告書
- システム
- 電子メール
- オンライン・データベース
- オンライン・スケジューラ
- システム(手段)
- 既存のものが使えるか?新たに調達が必要か?
- そのシステムを使用した経験があるか?
- 全期間機能するか、アップグレードが必要になるか?
- チームの機能
- 同じ場所で働いているか?
- 複数の場所に分散しているか?
# | 要因 | 説明 |
1 | 緊急性 | 情報ニーズの緊急性 | 緊急性、頻度 |
2 | 可用性・信頼性 | コミュニケーション技術の可用性・信頼性 | ステークホルダーから見て、互換性があり、利用可能アクセス可能であること。 |
3 | 利便性 | コミュニケーション技術の利便性 | プロジェクト参加者に適切で必要に応じてトレーニングが必要 |
4 | 環境 | プロジェクト環境 | プロジェクト(地理/時間/言語/文化, etc.)の環境 |
5 | 機微性・機密性 | 情報の機微性と機密性 | セキュリティ対策、ソーシャル・メディア方針 |
コミュニケーション方法 †
- プル型コミュニケーション
- Webサイト
- e-learningサイト
- リポジトリ(ナレッジ・ベース)
- ネットワーク・ドライブ
- その他のコミュニケーション方法
- 対人コミュニケーション(1対1)
- 少グループ・コミュニケーション(3 - 6人)
- 大衆コミュニケーション(1 対 集団)
- マス・コミュニケーション(大規模、匿名グループ)
- SNSによるコミュニケーション(多対多)
コミュニケーションの障壁 †
- 環境
- 明確なコミュニケーション・チャネルの欠如
- 送信者・受信者間の地理的・時間的な距離
- ノイズ
その他 †
言語・非言語 †
- 非言語(ボディランゲージと所作)
ノンバーバル・コミュニケーション
コミュニケーションの占める割合は後者の方が多いらしい。
コミュニケーション・スタイル †