「.NET 開発基盤部会 Wiki」は、「Open棟梁Project」,「OSSコンソーシアム .NET開発基盤部会」によって運営されています。
目次 †
概要 †
OSSの導入事例。
- 昨今、パッケージ・マネージャの利用は当たりまえ。
- パッケージ・マネージャに登録されているパッケージは殆どOSS
- ≒殆どのソフトウェアが実質的にOSSを使用していると言える。
ポイント †
導入のポイントは下記。
ライセンス違反チェック †
検査用の製品 †
ホワイトソース(WhiteSource?) †
ブラック・ダック(Black Duck) †
リサーチ †
- 以下の調査結果から、
- ほぼすべての業種がOSSを利用
- 基本ソフトやミドルウェアでOSS活用比率は高い。
- ビッグデータやクラウド関連の
ソフトウェア利用も伸びてきている(2020年現在)。
IDC Japan、2014年1月の情報 †
2013年11月、1次調査1,138社、2次調査515社から有効回答
1次調査(本番環境で導入している †
- 産業分野別
- 公共/公益(44.8%)
- 情報(38.7%)
- 運輸/サービス(35.8%)。
2次調査(OSSの利用実態 †
- OSSに関する予算を増加している企業の64.8%は、その企業の売上高も増加
- IT戦略の中においてOSSを積極的に活用していく方針をとっている企業の
- 44.4%は、売上高が増加し
- その約半数の企業は売上高が10%以上増加
- 利用されているOSS
- 一般ユーザー企業
- バッチ処理
- システムログの管理/解析
- ストレージ/データ保存
- ビッグデータソリューション(1.5%)
- サービスプロバイダー
- 検索/インデックス作成
- Webログの管理/解析
- ビッグデータソリューション(12.5%)
IDC Japan、2015年4月の情報 †
2015年1月、1次調査で1782社、2次調査で309社から有効回答
1次調査(本番環境で導入している †
- 産業別で見ると、
本番環境での導入率が30%を超えているのは、
- 通信/情報が39.2%
- 公共/公益が37.6%
- 金融が35.4%
- OSSの利用方針
OSSの利用に前向きな方針をとっている企業が全体の4割超え。
一方で、全体の約3分の1は、方針が不明確。
- 「積極的に利用する」と答えた企業が12.1%
- 「適材適所で利用する」と答えた企業が31.3%
- 「明確な方針はない」が26.6%
- 「分からない」が9.4%
2次調査(より詳細な利用実態 †
- 本番環境で利用しているOSSの種類
- OSのLinuxが63.8%で最多
- APサーバーソフトのTomcat(39.5%)、
- システムソフトのSamba(29.1%)
- DBサーバーソフトのMySQL(26.5%)
- ビッグデータやクラウド関連のOSSの利用率は、総じて低い結果
- 分散処理フレームワークのHadoop
- 非RDBMS群のNoSQL
- OpenStack?やCloudStack?
- 仮想コンテナソフトのDocker
IDC Japan、2015年12月の情報 †
2015年12月、一次調査で1,482社、二次調査で309社から有効回答
1次調査(本番環境で導入している †
企業におけるOSSの導入率は31.3%、
この3年間で大きな変化はなかった。
- 従業員規模別
- 100~499人以下で24.8%
- 1,000人~4,999人で36.8%
- 5,000人以上で39.4%
- 使用率上位
- Linux:67.3%
- DBサーバーのMySQL:53.1%
- APサーバーのTomcat:35.6%
- DBサーバーのPostgreSQL:35.0%
2次調査(OSSの利用実態 †
- 本番環境で使用しているOSSの種類
- Linux:67.3%
- DBサーバーのMySQL:53.1%
- APサーバーのTomcat:35.6%
- DBサーバーのPostgreSQL:35.0%
- システムソフトウェアのSamba:21.4%
- システム管理のZabbix:16.2%
- ハイパーバイザーのXen:16.2%
- Open PaaS関連
- クラウドインフラのOpenStack?:6.1%
- コンテナプラットフォームのDocker:4.5%
- ビッグデータ関連
- データ分散処理のHadoop:6.8%
- NoSQLのMongoDB:4.5%
- クラウドサービスとOSS使用の関係を分析
- IaaSを利用している 企業の
- 42.5%は、OSSを積極的に使用していくという方針
- 43.8%はOSSを適材適所で使用していくという方針
- PaaSを利用している企業においても、
- 53.1%がOSSを積極的に使用していくという方針
- 34.7%はOSSを適材適所で使用していくという方針
- IaaS、PaaSを利用しない企業では、OSSの積極的使用は20%未満
OSSRA Report 2018 †
2018 Open Source Security and Risk Analysis(OSSRA)Report
https://www.synopsys.com/content/dam/synopsys/japan/software-integrity/reports/2018ossra-rep-a4-jnp.pdf
OSSRA Report 2019 †
2019 Open Source Security and Risk Analysis(OSSRA)Report
- OSSのリスク分析ツールからデータを取得して分析した結果らしい。
OSSコンポーネントを含むコードベースの割合 †
図2 ほぼすべての業種がOSSを利用 | 日経クロステック(xTECH)
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00001/02268/?SS=imgview&FD=507047882
コードベースに含まれるOSSコンポーネントの割合(業種別) †
図3 業種別のOSS比率 | 日経クロステック(xTECH)
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00001/02268/?SS=imgview&FD=507971403
参考 †
IDC Japan †
シノプシス †