「.NET 開発基盤部会 Wiki」は、「Open棟梁Project」,「OSSコンソーシアム .NET開発基盤部会」によって運営されています。
目次 †
概要 †
サービス・マネジメントのサービス・マネジメント(高度:午前Ⅰ、午前Ⅱ)
その他 †
運用 †
データ管理者の役割 †
- データ管理者(DA : Data Administrator)
- DBMSの評価・選択、論理データベース設計
- データ項目の設計・管理・標準化
- 個々のデータ項目へのアクセス権の管理
- データベース管理者(DBA : DataBase? Administrator)
データベースの構築と運用・保守を行う。
- データ増加を見積もり、ディスク増設など計画・実施
- データベースのパフォーマンス・チューニング
- 障害時、データベースの復旧と整合性のチェック
データベースのバックアップ †
更新頻度の少ないデータベースのフルバックアップ取得間隔を2倍に伸ばした場合。
- ×:フルバックアップ1回あたりの容量が2倍になる。
- ×:フルバックアップ1回あたりの容量が1/2倍になる。
- ×:フルバックアップ1回あたりの時間が2倍になる。
- 〇:ログを用いた復旧時間が2倍になる。
データベースのバックアップと復旧についての知識があればOK
ファシリティ †
UPS設備の冗長化に関するティア構成 †
JDCC(日本データセンター協会)が制定する
「データセンター・ファシリティ・スタンダード」
において、UPS設備の冗長化に関するティア構成がある。
- ティア 1
- UPSの冗長性 : N
- 瞬間的な停電に対し、コンピューティング・サービスを継続して提供できる設備がある。
- ティア 2
- UPSの冗長性 : N
- 長期的な停電に対し、コンピューティング・サービスを継続して提供できる設備がある。
- ティア 3
- UPSの冗長性 : N + 1
- UPSのメンテナンスなど、UPS設備の一時停止時も、
コンピューティング・サービスを継続して提供できる設備がある。
- ティア 4
- UPSの冗長性 : N + 2
- UPSのメンテナンスなど、UPS設備の一時停止時に、
更に、一部のUPS設備に障害が発生しても、
コンピューティング・サービスを継続して提供できる設備がある。
計算問題 †
稼働品質率 †
- 稼働品質率 = 迷惑回数 / システム資産規模
- 単位規模辺りの迷惑回数。
- 資産規模には、総運用費用を用いる。
- 値が低い程、品質が高い。
- 計算
システム | 迷惑回数(回/年) | 稼働時間(千時間/年) | 総運用費用(百万円/年) | 稼働品質率 |
オンライン | バッチ |
A | 3 | 12 | 6 | 120 | (3 + 12) / 120 = 0.125 |
B | 4 | 8 | 3 | 100 | (4 + 8) / 100 = 0.12 |
C | 6 | 2 | 4 | 80 | (6 + 2) / 80 = 0.1 |
D | 6 | 3 | 2 | 60 | (6 + 3) / 60 = 0.15 |
TCO(Total Cost of Ownership) †
- 以下を全てを含む、システムの総所有コスト。
- イニシャル(システム構築のハード・ソフトの導入費用など
- ランニング(運用後の維持費・管理費・人件費など
- 3年稼働でTCOが最小のものはどれか
費用 | A案 | B案 | C案 | D案 |
ハードウェア導入費用 | 30 | 30 | 40 | 40 |
システム開発費用 | 30 | 50 | 30 | 40 |
導入教育費用 | 5 | 5 | 5 | 5 |
ネットワーク通信費用 / 年 | 20 | 20 | 15 | 15 |
保守費用 / 年 | 6 | 5 | 5 | 5 |
システム運用費用 / 年 | 6 | 4 | 6 | 4 |
- 計算
- 案1:30+30+5+20*3+6*3+6*3=161
- 案2:30+50+5+20*3+5*3+4*3=172
- 案3:40+30+5+15*3+5*3+6*3=153
- 案4:40+40+5+15*3+5*3+4*3=157
システム改善案の評価 †
- 案
評価項目 | 案1 | 案2 | 案3 | 案4 |
効果 | 作業コスト削減 | 5 | 4 | 2 | 4 |
システム運用品質向上 | 2 | 4 | 2 | 5 |
セキュリティ強化 | 3 | 4 | 5 | 2 |
リスク | 作業コスト削減 | 4 | 1 | 5 | 1 |
作業コスト削減 | 2 | 4 | 1 | 5 |
- 重み
評価項目 | 重み |
効果 | 作業コスト削減 | 3 |
システム運用品質向上 | 2 |
セキュリティ強化 | 4 |
リスク | 作業コスト削減 | 3 |
作業コスト削減 | 8 |
- 計算
- 案1:5*3+2*2+3*4-(4*3+2*8)=3
- 案2:4*3+4*2+4*4-(1*3+4*8)=1
- 案3:2*3+2*2+5*4-(5*3+1*8)=7
- 案4:4*3+5*2+2*4-(1*3+5*8)=-13
オペレータの必要人数 †
オペレータの必要人数
- シフト勤務条件
- サービス
24時間365日
- 勤務
週休2日(5/7)
- シフト
- 計算
- シフト
3 * 2 = 6人
- 勤務
6 / (5/7) = 42 / 5 = 8.4人 = 9人
バックアップに必要な磁気テープ数 †
- 要件
- バックアップ
- 月初にフルバックアップ、媒体は1本必要。
- 翌月まで、差分バックアップ、媒体は1本 / 月必要。
- 復元
- 6か月前の同一日までのデータを復元
- 同一の月末日(29 - 31)が無い場合、月末日の状態に復元
- 例えば、10/31の場合、4/30 - 10/31の指定日のデータを復元可能。
- 計算
- 6か月分ではなくて7か月分を保持
- 7 * (1 + 1) = 14