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目次

概要

iOSのデプロイについてまとめる。

区分

iOSのデプロイは複雑なため、
まず、iOSのデプロイの区分についてまとめる。

ここでは以下の2つの区分を定義した。

ライセンス

iOSのデプロイは、開発用途であっても、ライセンスを持っていないと証明書とプロファイルを発行できない。

Apple Developer Program

このライセンスは、以下のデプロイが可能。

Apple Developer Enterprise Program

このライセンスは、以下のデプロイが可能。

補足事項(Xcode7)

Xcode7以降を使うのであれば、無償で証明書とProvisioning Profileを発行可能。

ただし、デプロイ(アプリの書き出し)は不可能で、あくまで開発用途での短期間(3日間)デバッグ実行だけ許可。

(プッシュ通知などのApple提供MBaaSを使うならライセンスが必要)

用途

開発用

本番リリース用

AppStore? (公式ストア)

前提

アーカイブ(XXX形式)

デプロイ方法

AppStore? (公式ストア) から配信。

汎用的なアプリケーションを世界市場に対して配信する。

App StoreのTest Flight機能

開発中のアプリをテストや一定のユーザのみで試用する目的で配信する。
(App Storeの基盤を使ってβテストのようなことが出来るようになる)

App StoreでCustom B2Bアプリ配信

App Store配信で特定企業(Custom B2Bアプリ)に配信する。

MDM(Mobile Device Management)

サイドローディング

などのケースで使用できる。

の2つの方法がある。

実機テスト

前提

以下が必要。

デプロイ方法

AdHoc?(限定目的)

1つのDeveloper Programの登録ごとに100台のiOSデバイスを登録し、
そのデバイスに対して以下の3つのデプロイ方法でアプリをインストールできる。

事前のデバイス登録や、100台までというのがネック。

前提

以下が必要。

アーカイブ(AdHoc?形式)

デプロイ方法

http://rbxbr.net/archives/1015

In-House(社内利用)

ただし、事前のデバイス登録や、台数制限が無い。

前提

以下が必要。

プロファイルの作成

plist

アーカイブ(OTA形式)

デプロイ方法

セキュアなサーバにOTA形式のファイルをアップして、URLからインストールする。

従って、In-House(OTA形式)のデプロイでは、以下が必要になる。

証明書

取得

開発用

配布用

開発用との違いは、

PCに登録

開発用

ダウンロードした証明書(ios_development.cer)をダブルクリックし、キーチェーンアクセスに登録。

配布用

ダウンロードした証明書(ios_ios_distribution.cer)をダブルクリックし、キーチェーンアクセスに登録。

App ID(iOSアプリのID)登録

以下の画面に移動し、

そこで、以下の入力項目を入力する。

App ID Description

以下の何れかを入力する。

App ID Prefix

最近は、「App ID Prefix = Team ID」となっているらしい。

App ID Suffix

以下のどちらかを選び、AppIDとして、Bundle IDを入力。

Bundle ID

慣例的に自分のサイトのURLをひっくり返した名前が使われる。

Explicit App ID

Wildcard App ID

デバイスID(UDID)

取得

iTunes

XCodeのOrganizer

登録

Provisioning Profile

不正な経路でのアプリケーションのインストールを防止する役割を持つ。

以下が埋め込まれている。

作成

開発用

配布用

開発用との違いは、

登録

開発用

配布用

ダウンロードしたProvisioningProfile?(xxxxxxx.mobileprovision)をダブルクリックし、インストール。

参考

  1. デベロッパー証明書の準備
  2. AppIDの作成
  3. デバイスの登録
  4. Provisioning Profileの作成

実機テスト

Ad-Hoc(限定目的)

In-House(社内利用)


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