「.NET 開発基盤部会 Wiki」は、「Open棟梁Project」,「OSSコンソーシアム .NET開発基盤部会」によって運営されています。
目次 †
概要 †
基礎の基礎(基本的な因果関係が解ってないと分析できないでしょ?
詳細 †
お金 †
学校で教えられる事の無い、
お金はどこから来たのか?の話。
物品貨幣 †
貝貨などが有名
金属貨幣 †
- 貨幣量を増やす改鋳(貨幣改鋳
- 財政の補填や、災害復興費・戦費の捻出で行われた。
- 貨幣量の増加はインフレーションとそれに伴う物価の上昇を起こした。
紙幣の歴史 †
- 預金者の金属貨幣を利用した紙幣に依る貸金業の始り
- 銀行家の誕生
- 預金者の預金に低い金利、
- 借り手の借金に高い利子
- 預金量(準備金)と貸付(ローン)の制限を緩和
- 少ない預金量で多くの貸付を行う。
- 取り付け騒ぎが起きて銀行家は殺された。
- 産業拡大に合わせ、この緩和が合法化される(預金準備率)。
1694年イングランド銀行の預金準備率は「準備金:ローン=1:2」
- 準備金制度の概要
- 準備金を中央銀行に預けると預金準備率に従い、新しいローンを作成できる(紙幣の発行)。
- ローンで発行した紙幣が第三者によって預金されたら、別の新しいローンを作成できる。
- 上記を繰り返して、上限額まで、別の新しいローンを作成できる。
- 預金準備率が1:9の場合、
- 準備金が1,111.2あれば10,000のローンを作成できる。
- 預金準備率が1:9なのでローン返済額の9割の金額の別の新しいローンを作成できる。
- 9,000→8,100→7,290→6,561→5,905→5,314→4,782...と決められた上限までローンを作成できる。
- 預金準備率は、1:9、1:20、1:30...と、変更(緩和)され続けている。
- 更に、兌換紙幣から不換紙幣へ
- 産業拡大で金本位制から変動相場制へ(サービス>金の総量)。
- 金の総量に比例した価値ベースのお金から負債ベースのお金へ。
電子マネー †
為替 †
ドル円の為替
円高ドル安 †
- 購買力平価
= 日本物価変化の倍率 / 米国物価変化の倍率
- 元のドル円為替レート(JPY / USD) * 購買力平価 = 今のドル円為替レート(JPY / USD)
- 日本物価安、米国物価高で、購買力平価は1未満の値になり、円高になる。
- 円が評価されての円高
- 米国経済の先行き懸念
- 経常収支黒字(ドル建て輸出過多 ≒ ドル供給
- 日本金利高、米国金利安 ≒ ドル供給
円安ドル高 †
- 購買力平価
= 日本物価変化の倍率 / 米国物価変化の倍率
- 元のドル円為替レート(JPY / USD) * 購買力平価 = 今のドル円為替レート(JPY / USD)
- 日本物価高、米国物価安で、購買力平価は1以上の値になり、円高になる。
- ドルが評価されてのドル高
- 自国経済の先行き懸念
- 経常収支赤字(ドル建て輸入過多 ≒ ドル需要
- 日本金利安、米国金利高 ≒ ドル需要
歴史的に起きたこと †
- 1948年:
- ドッジ・ラインで360円 / $(固定相場)
- 日本を反共の砦化(工業力強化の円安
- 1961年:米の金流出激化、金準備170億$割る
- 1965年:米の金準備143億$に
- 1967年:金保有ふやさぬ政府・日銀ドル体制支持に全力
- 1968年:過剰でドル安を日銀が買い支え続ける。
- 1971年:米国貿易赤字に、金・ドル交換停止(→変動相場)
- 1985年:プラザ合意で協調利下げ、協調介入(ドル売り介入)
- 1999年:しかし、以降はドル買い介入のみで、その額も非常に多い。
- 2012-15年:安倍・黒田の異次元緩和(資金供給量138 → 356兆円で80 → 120円/$)
金価格 †
経済見通しの不透明感や各国中央銀行の金融緩和を背景に金価格は高値圏で推移
円建の金の値段 †
- "円建の金の値段" = "ドル円為替レート" * "ドル建ての金の値段"
- (JPY / G) = (JPY / USD) * (USD / G)
不思議な事に †
- "ドル建ての金の値段"が下がった("ドルの信用"が上がった)時に
- ドル買い支え(ドル買円売≒ドル需要>ドル供給)が行われている可能性。
- (USD / G) : 前提として下がっている。
- (JPY / USD) : ドル買い支えの円安ドル高で上がる。
- (JPY / G) : 上記の掛け算なのであまり動かない。
参考 †