「.NET 開発基盤部会 Wiki」は、「Open棟梁Project」,「OSSコンソーシアム .NET開発基盤部会」によって運営されています。
目次 †
概要 †
「Azure勢いあるよなー。」と周りを見て思う今日この頃、
安そげでWindows Serverを使用できるSSDインスタンスの開発環境が
欲しかったので、色々探してみて、Google Compute Engineを使ってみた。
登録 †
- Googleアカウントとクレジットカード番号で登録できる。
- キャンペーン中か何かで、300 $ 無償枠を取得できた。
価格 †
見積 †
VM作成時に自動計算される、下のような感じ(ゾーンは asia-east1-b、OSはWin2012R2DC)。
1 か月あたり $129.42 推定費用
実効時間単位 $0.177(1 か月あたり 730 時間)
アイテム 推定費用
vCPU 4 個 + メモリ 15 GB $160.60/月
100 GB の SSD 永続ディスク $17.00/月
継続利用割引
- $48.18/月
合計 $129.42/月
開発環境なので、使用していないときにシャットダウン運用すれば、月額は、2千円程度かな。
- (5/7) (営業日) * (1/2) (夜間) * (1/3) (1日辺りの使用頻度)= 0.12
- 30 d * 24 h * 0.12 = 86.4 h
- $129.42 * 0.12 = $15.5304
実績 †
GW中に調子に乗って、つけっぱなしにしてしまったところ、180 h 課金された。
- これは当初予定していた使用量の2倍以上の時間(シャットダウン運用をしよう)。
- Windows Serverのライセンス・フィーが思いの他、高額で額は4倍以上。
- また、SSDを使用している場合は、月額も地味に効いてくる。
項番 | 項目 | 時間 | 課金(円) |
1 | Compute Engine Standard Intel N1 4 VCPU running in APAC | 178.983 h | 4,378 |
2 | Compute Engine Network Internet Egress from APAC to APAC | 391.716 MiB | 5 |
3 | Compute Engine Licensing Fee for Windows Server 2012 R2 Datacenter Edition running on Standard Intel N1 4 VCPU | 178.983 h | 3,184 |
4 | Compute Engine SSD backed PD Capacity | 63.333 GiB/月 | 1,159 |
5 | 合計 | 月 | 8,726 |
使い方 †
- Azureのポータルを触ったことがあれば、だいたい何がなんだか理解できる。
- ダッシュ・ボードからRDPファイルを取得してRDPアクセス。
参考 †
感想 †
性能 †
- vCPU 4 個 + メモリ 15 GBのSSDインスタンスなのでストレス無く速い。
価格 †
- サーバとしては安いと思うが、
- DaaS、VDI的な使い方をするには少し高額と感じる。
クラウド非依存の「VM起動後の開発環境のセットアップ」の手順。
ファイアウォール ルール †
Developers Consoleでのインスタンス作成時に、ファイアウォール設定でHTTPトラフィックを許可するチェックを付けると
- 以下の図のファイアウォール ルールが自動的に追加される。
- チェックをしなかった場合、手動でファイアウォール ルールを追加する。
- インスタンスにhttp-serverタグが付与される。
- チェックをしなかった場合、手動でインスタンスのタグにhttp-serverを追加する。
自動追加 †
自動的に追加されるファイアウォール ルール
名前 | ソースタグまたはIP範囲 | 許可対象プロトコルまたはポート | ターゲットタグ |
default-allow-http | 0.0.0.0/0 | tcp:80 | http-server |
default-allow-https | 0.0.0.0/0 | tcp:443 | https-server |
参考 †
静的IPアドレスの割当 †
- GCPのネットワークキング(GCEと同列にある)より、「外部IPアドレス」を選択。
- 「静的アドレスの予約」から静的な外部IPアドレスをVMに関連付ける。
- VM一覧からタイプを"エフェメラル"から"静的"に変更する。